GLENFARCLAS22年1997 Family Reserve ファーストフィル・シェリーバット
Glenfarclas Family Reserve 1997 Exclusive bottling for Million Trading Co.
グレンファークラス ファミリーリザーブ 1997 ミリオン商事限定ボトリング
◇容量:700ml ◇アルコール度数:53.2%
◇カスクタイプ:1stフィル・シェリーバット 1st sherry butt single cask No. 48
◇蒸留年月日:1997年2月6日
◇ボトリング:2019年9月19日
◇熟成年数:22年
◇生産本数:565本/ボトル番号入り
GLENFARCLAS グレンファークラス蒸留所
所在地: バリンダロッホ、バンフシャー
麦芽のピートによる燻蒸はライトピーテッドで、フェノール値は1~3ppm
発光槽は、木製の蓋の付いたステンレス製
蒸留は、ガス直火式
蒸留器は、バルジ(ボール)型
熟成庫は、伝統的な地面から3段に積み上げるダンネージ式で5万2千樽を貯蔵
1836年 ロバート・ヘイが自らの農場で蒸留所の営業をする免許を税務署から取得(1823年の酒税法改正から13年後)
1865年 ヘイ氏が逝去後、Grant家が蒸留所を買収
1895年 Grant家とPattisonによる共同経営会社 the Grants and Pattison, Elder & Co.が、Glenfarclas-Glenlivet Distillery Co.を設立し、グレンファークラス蒸留所を運営
1898年 Pattisonが破産し、Grant家が単独オーナーになる。
1960年 蒸留器を2器増設し、4器に
1968年 後に"Glenfarclas105"と名称変更する、カスクストレングスのシングルモルトを業界で初めて発売
1972年 フロアーモルティング製麦法を取り止め
1973年 蒸留所に観光案内所を設置
1976年 蒸留器を2器増設し、6器に
2007年 The Family Casks Selection 発売開始
◆ 1980年代の景気低迷期に、多くの蒸留所が閉鎖、生産縮小の中、ひとり増産を継続
増産することができた原動力は、イアンマックロード社との契約。当時、イアンマックロード社は国内外のスーパー、ホテル、小売店、軍隊、各種団体のプライベイト・ブランドを企画販売しており、グレンファークラスとの契約上、グレンファークラスの名前を伏せて、それらの団体のプライベイト・ブランドにグレンファークラスのシングルモルトを瓶詰販売していました。例えば、当時、日本では東京の京晴がイアン・マックロード社を介してプライベイト・ブランド(グレン・アーマーという名称)を販売していました。グレンファークラスは、イアン・マックロード社が持つ世界的に広く多様な各種の団体への販路をとおして、自社の製品を安定的に販売することができたため、80年代の景気低迷期に増産を継続できました。また、イアン・マックロード社も80年代のグレンファークラスとの特別の関係が現在のイアン・マックロード社の基礎になっています。グレンゴイン蒸留所、タムデュ蒸留所を買収し、グレンファークラスと同様にシェリー樽熟成に重点を置いたシングルモルトを販売しています。また、80年代当時から続く、グレンファークラス(グラント家)とイアン・マックロード社との特別の関係は現在も続いており、イアン・マックロード社は世界各国のスーパー、ホテル、小売店をはじめ、様々な団体にプライベイト・ブランド用にグレンファークラスのシングルモルトを名前を伏せて販売しています。