MORTLACH モートラック11年
フレッシュ・シェリーバット樽で20か月後熟
70cl 57.7%
シグナトリービンテージ者の最高品質 CASK STRENGTH COLLECTION
蒸留:2010年2月8日
瓶詰:2021年9月17日
樽:リフィルホッグスヘッド(2樽)10年+フレッシュ・シェリーバット(1樽)1年8か月
瓶詰:682本
【シグナトリービンテージ社】SIGNATORY VINTAGE SCOTCH WHISKY COMPANY
1988年エジンバラのプレストンフィールドハウスホテルの支配人アンドリュー・サイミントン氏が設立。
ファーストボトリングは1968年のシェリーカスク・グレンリベット。
エジンバラ・ニューヘイブンに事務所と瓶詰設備を構えていた。
2002年にエドラダワー蒸留所を買収して、事務所、熟成庫、瓶詰場を同蒸留所の隣に移転した。それらの建物は、かつての農場蒸留所の風情を再現した建築様式で建てられており、多くの観光客が訪れている。
海外への商品販売は、シグナトリー名と、ダンイーディアン名の2つのブランド名を使い分けて、それぞれのブランド商品の一手販売代理店契約を結んでいる。主にスイス、フランス、スペイン、イタリアなどで海外商品販売をしている。
フランスでは、Signatory シグナトリーブランドは、La Maison du Whiskyが取り扱い、Dun Eideannブランドは、Auxilが取り扱っている。
イタリアでは、Signatory シグナトリーブランドは、Velierが取り扱い、Dun Eideannブランドは、Donateが取り扱っている。
◆ BIG PEAT 2014年瓶詰品
アイラ島のモルトウイスキーだけをブレンドしたモ ルトウイスキー
ビッグ・ピートは、アードベッグをはじめ膨大なアイラ島のモルトウイスキーの樽を保有するダグラスレイン社が2009年に発売開始したブレンデッド・モルトウイスキーです。
使用されている蒸留所は、アイラ島のシングルモルトのみで、アードベッグ、カリラ、ボウモア、ポートエレンの4つです。
消滅した貴重なポートエレンが含まれているのが特徴です。
ポートエレンは1982~1983ビ ンテージ、アードベッグは16年物前後が使用されているようです。
毎年、5樽以下 の少量生産で、フィルターを掛けず、カラメルなどの着色料を使わない生一本という、品質を最重要視した商品です。
商品名 BIG PEAT には、Big Pete(体の大きい、偉大な、ピート)を掛けて、地元アイラ島の体の大きな Pete おじさんをイメージしたイラストが使われています。
Douglas Laing ダグラスレイン社
1948年にグラスゴーで設立されたボトラーですが、その前身はアメリカを主な取引先とする海運業者でした。当時はブレンデッドウイスキーの需要が爆発的に高まっており、スコッチウイスキーの輸出業に進出、その時のストックを原点として、ダグラスレイン社の歴史が始まっています。
同社が日本の皆様に愛されてきた理由は、その突出して高い品質にあります。ブレンデッドウイスキーの生産者(ブレンダー)としての一面を持つ彼らは、シングルモルトとしての基準に満たない樽は全てブレンデッドウイスキーへ回し、品質に妥協しないリリースを続けてきました。
1990年代末から発売開始となった Old Malt Cask シリーズは同社の中心的なシリーズで、基本的にアルコール度数50%で瓶詰めされています。素晴らしい酒質であり、同時に大変コストパフォーマンスに優れたボトルとして発売当初から発売と同時に即完売が続いているシリーズです。特に、2000年頃に発売された同シリーズの1960年代蒸留のアードベッグは大変安価で、かつ大変優れた品質によって、その後の世界的なアードベッグ人気の機運が生み出される原因となった伝説的なボトルと言われています。
同社は2013年に分社をして、弟のフレッド・レイン氏がダグラスレインという会社名を引き継ぎ、現在では娘のキャラ・レイン氏と共に同社を盛り立てています。 ブレンダーとしての経験を大いに生かし、ビッグピートを始めとする革新的なエリア別ブレンデッドモルト、リマーカブルリージョナルモルトシリーズをリリースするなど、意欲的なリリースを続けています。