OLD PULTENEY オールド・プルトニー
WK 217 Spectrum 旅行免税店限定発売品
70cl 46% シェリー樽熟成
2010年から2012年まで発売された漁船シリーズの3番目で最後に発売されたボトル。
WK 217 Spectrum とは、蒸留所の所在地の港町ウイックで製造された漁船の名前。
ウイックで1920年に建造、1922年に地元の漁師のグループが購入、地引網漁を最初に採用した流し網漁船。第二次大戦のときは港の警備艇として使われました。
SPECTRUMとは「可視光および紫外線・赤外線などを分光器で分解して波長の順に並べたもの」のこと。
このスペクトラムという名前に発想を得て、このボトルは旅行免税店限定発売品として2012年に9,600本限定発売されました。
アメリカンオークのシェリーバット原酒とユーロピアンオークのシェリーバット原酒をブレンドすることで、スペクトラムのような輝かしい多彩な香味が表現された特別限定品です。
このボトルに熟成年数表記がないのは、様々な熟成年数の原酒をブレンドしているためです。様々な熟成年数の原酒をブレンドすることによって、多彩さは広がります。
独特の形のボトルは、プルトニーの初留釜をデザインしたもの。
OLD PULTENEY プルトニー蒸留所
所在地 Wick ウイック ウイックは「湾」という意味。かつてヨーロッパ最大のニシンの水揚げ港。
ニシンとニシン船をシンボルにしている。
プルトニー蒸留所開所後、Wickの港は無数の「銀と金の樽」が出ていく港として有名になった。
「銀の樽」はニシンを詰めた樽、「金の樽」はプルトニーのウイスキーのこと。
プルトニータウンに所在する。19世紀初頭に計画的に作られた町。
町つくりに参画した技師は、『宝島』『ジギル博士とハイド氏』の文豪ロバート・ルイス・スティーブンの父トーマス・スティーブン。
スコットランド本土で2番目の最北にある蒸留所
Thurso に Wolfburn ウルフバーン蒸留所(2012年創業) ができたため、最北端の蒸留所ではなくなる。
製造量の60%がシングルモルトとしての販売用に回されており、そのうち95%がバーボン樽での熟成、5%がシェリー樽、その他の樽で熟成されています。
蒸留器は大きなバルジ型2器。初留器は独特のひょうたん型。
1826年 James Henderson により創業。
1922年 ウイックの町はアメリカ禁酒運動の影響でアルコールの販売が禁止された。
1930年 操業停止
1955年 Hiram Walker が買収
1959年 フロアーモルティングを廃止
1961年 Hiram Walker が Allied Breweries によって買収される
1981年 Allied Breweries は、Allied Lyons に名称変更
1994年 Allied Lyons は、Allied Domecq plc に名称変更
1995年 Inver House が買収
1997年 オフィシャルボトル12年をリリース
2001年 Pacific Spirits が Inver House を買収。Pacific Spirits は、タイの Great Oriole Group の子会社
2004年 オフィシャル17年をリリース
2005年 オフィシャル21年をリリース
2006年 Pacific Spirits が、International Beverage Holdings に改組されて、Inver Houseを子会社として蒸留所を運営させる。
2009年 オフィシャル30年をリリース
2010年 GOOD HOPE を旅行免税店で発売開始
2011年 GOOD HOPE 第2弾を旅行免税店で発売
2012年 オフィシャル40年をリリース
2013年 燈台3本トリオを旅行免税店で発売
2015年 オフィシャル30年を終売とし、35年をリリース