HART BROTHERS 【ハート・ブラザーズ社】
Hart家は、19世紀の末にグラスゴーの西の郊外のペイズリーで酒屋兼パブを経営していした。そのハート家に生まれた長男Iain と 次男Donald Hart兄弟が1964年にHART BROTHERSを創業。様々な蒸留所の原酒を買い付け、売るブローカーとして事業を発展させ、70年代には瓶詰工場、熟成庫を持ち、自社ブランドのブレンドウイスキーを発売。卸売業者、流通業者としても事業を拡大。1975年には長男Iainが引退。三男Alistairが参加し、チーフブレンダーとして、入手が難しいシングルモルトの調達に当たり、次男Donaldとシングルモルトの瓶詰業者としての事業を開始。2007年にHart Brothersが買収されたのを機会に、次男Donaldは独立し、息子アンドリューと2009年にメドウサイド・ブレンディング社を立ち上げました。三男のAlistairは経営責任者、チーフブレンダーとしてHart Brothers社に残りました。
ハートブラザーズは、今日、非常に希少かつ高額となっているシェリー樽熟成原酒を豊富に保有し、驚くべき低価格で世界中のモルト愛飲家に提供し続けているスペシャリストです。厳選された良質な樽を、最高の状態になるまで熟成をし続け、着色や冷却ろ過を一切行わず、一番良い状態になるまで瓶詰めを行いません。まさに「最高品質のウイスキー」。その品質だけでなく、その価格には驚かされます。コスパ抜群のシェリーカスク原酒を提供し続けてくれています。
Strathisla ストラスアイラ10年 2010 61.9% 700ml ペルノ・リカール社(フランス)
創立は1786年、スコットランド・ハイランド地方で最古の蒸溜所。
有名な「シーバスリーガル」の重要なキーモルト。
フルーティかつフルボディ。
【輸入元スコッチモルト販売 テイスティングノート】
アカシアの花や蜂蜜、バニラクリームのようなフレーバー、リンゴの甘さとミルクチョコレート、そして甘い麦芽の滑らかで深い味わい。
フィニッシュは桃のキャンディーの甘さがふくよかに続く。
Glendronach グレンドロナック Sherry Butt 2011 10年 56.8% 700ml ブラウン・フォーマン社(アメリカ)
「ティーチャーズ」のキーモルト。
2008年以降に多数リリースしたシェリーカスクの評価が高く、世界的な人気蒸溜所の1つ。
【テイスティングノート】
甘く濃厚なオロロッソシェリーの甘さが力強く感じられ、オイリーでナッティーな複雑なフレーバーが堪能できる。
口当たりは芳醇で熟したレーズンの深い甘味が口の中に漂い、ドライで力強いシェリーのゴージャスな余韻がいつまでも続く。
Tormore トーモア Marsala Hogshead 2013 8年 50% 700ml ペルノ・リカール社(フランス)
スペイサイドで20世紀になって初めて建設された比較的若い蒸溜所。
シーバスリーガルやバランタインの原酒に使用される。
優しい味わいが特徴。
【テイスティングノート】
香りは、ドライレーズン、メロンとパイナップルの皮、甘み、渋み、酸味のバランスが良く、微かにチョコレートやモカのような風味が感じられる。
余韻はキャンディーのような甘さが続く。
Royal Brackla ロイヤル・ブラクラ Armagnac Butt 2010 10年 50% 700ml バカルディ社(バミューダ諸島)
1835年にウイリアム4世から、スコッチとして初めて「英国王室御用達」の認可を受けた蒸留所。
フルーティーで華やか「デュワーズ」のキーモルト。
【テイスティングノート】
リンゴとドライアプリコット、洋ナシ、フルーティー、穏やか。
味わいは、しっかりとした麦芽の味、バタークリームの様なプラムとかレーズンで、心地よいスパイシーな味わい、余韻は穏やかに続く。
Strathisla ストラスアイラ蒸留所 所在地
取水場: クロスバーンの泉(ブルームヒル) 中硬水
麦 芽: ノンピート
蒸留器: 初留はランタン型、再留はボール型
1786年 創業 創業者George Taylor と Alexander Milne 創業時の名称は Milltown Distillery ミルタウン蒸留所
1830年 William Longmore が買収
1870年 Strathisla Distillery に名称変更
1890年 William Longmore から経営を受け継いだ義理の息子John Geddes-Brown がMilton Distillery に名称変更
1940年 詐欺投資家の George Pomeroy により、蒸留所が買収される。
1950年 George Pomeroy の脱税が発覚し倒産。蒸留所が Aberdeen でオークションにかけられ、Chivas Brothers のJames Barclay が落札
1951年 Chivas Brothers により、Strathisla Distillery に名称が戻される
1965年 蒸留器が2器から4器に増設される 新しい2器は水蒸気加熱式
1992年 旧蒸留器の2器が水蒸気加熱式に変更される
2001年 ペルノ・リカール社がオーナーとなる。