GLEN MARNOCH 28年 Aldi 1988 (GLENFARCLAS)
ALDI(アルディ)
ドイツに基盤を置くディスカウントストアのチェーン企業。名前の「ALDI」は "ALbrecht DIscount"の略名。Albrechtは、創業者兄弟の氏の名前。
世界中に9000店舗以上で展開するボックスストアの最大手チェーン。本国ドイツで4000店舗以上、全英で90店舗、全米で1000店舗を超えている。
アメリカではイリノイ州シカゴ郊外に本社を持つ。 アルディの元々の顧客は低収入層、大衆層、エスニック層で立地の多くは安全とは言えない地域でもあった。 ウォルマート同様、顧客層の変化に合せて広くて明るい店作りと、中級層の顧客に対応した低カロリー商品の品揃えを増やしている。 扱い商品は限定の激安価格でその95%以上がPB商品である事、通常の食品店の買物における75%程度は取り揃えている事、低販売管理費率、従業員に対するケアが非常に良い、等が特徴である。
店舗の大型化を進め、多くの店舗で採光用の窓を付け省エネも行われている。出店が少なかったニューヨーク市商圏にも進出し、2010年内にはニューヨーク市内に出店した。 1000店舗目の店は、コネチカット州ニューヘブン市にある。 商品を安く売るための仕掛けが随所に見られる。
競合するボックスストアチェーンには、セイバーロット、フードベイシックなどがある。
創業者のカール・アルブレヒトとテオ・アルブレヒトの母親が1913年にエッセン郊外に小さな食料店を開いたのが始まり。父親は炭坑夫で、のちにパン屋で下働き、カールはデリカテッセンで働き、テオは母親を手伝っていた。カールは近所の安売り専門店を買い取って商売を始めるが、第二次大戦で従軍。戦後母親の店を吸収する形で、1946年に兄弟でディスカウントストア事業を始め、1950年には13店舗まで広げる。低価格にするための二人の徹底した工夫と管理が功を奏し、1960年にはドイツ国内に300店舗を数えるに至り、1962年にAldiを社名にする。煙草の販売に関して兄弟で揉めたことで会社を二つに分け、カールがAldi Sud、テオがAldi Nordを担当する。ドイツのほぼ全家庭が年に最低でも1回はAldiで買い物すると言われるほど、人気の流通チェーンに育ち、兄弟ともに世界トップクラスの資産家になる。2000年代に兄弟とも事業から手を引き、アルブレヒト家の人間はだれもAldiと関わりをもたなくなった。
Glenfarclas グレンファークラス蒸留所 所在地
麦芽のピートによる燻蒸はライトピーテッドで、フェノール値は1~3ppm 発光槽は、木製の蓋の付いたステンレス製 蒸留は、ガス直火式 蒸留器は、バルジ(ボール)型 熟成庫は、伝統的な地面から3段に積み上げるダンネージ式で5万2千樽を貯蔵
1836年 ロバート・ヘイが自らの農場で蒸留所の営業をする免許を税務署から取得(1823年の酒税法改正から13年後) 1865年 ヘイ氏が逝去後、Grant家が蒸留所を買収 1895年 Grant家とPattisonによる共同経営会社 the Grants and Pattison, Elder & Co.が、Glenfarclas-Glenlivet Distillery Co.を設立し、グレンファークラス蒸留所を運営 1898年 Pattisonが破産し、Grant家が単独オーナーになる。 1960年 蒸留器を2器増設し、4器に 1968年 後に"Glenfarclas105"と名称変更する、カスクストレングスのシングルモルトを業界で初めて発売 1972年 フロアーモルティング製麦法を取り止め 1973年 蒸留所に観光案内所を設置 1976年 蒸留器を2器増設し、6器に 2007年 Family Casks Selection 発売開始
1980年代の景気低迷期に、多くの蒸留所が閉鎖、生産縮小の中、ひとり増産を継続 増産することができた原動力は、イアンマックロード社との契約。当時、イアンマックロード社は国内外のスーパー、ホテル、小売店、軍隊、各種団体のプライベイト・ブランドを企画販売しており、グレンファークラスとの契約上、グレンファークラスの名前を伏せて、それらの団体のプライベイト・ブランドにグレンファークラスのシングルモルトを瓶詰販売していました。例えば、当時、日本では東京の京晴がイアン・マックロード社を介してプライベイト・ブランド(グレン・アーマーという名称)を販売していました。グレンファークラスは、イアン・マックロード社が持つ世界的に広く多様な各種の団体への販路をとおして、自社の製品を安定的に販売することができたため、80年代の景気低迷期に増産を継続できました。また、イアン・マックロード社も80年代のグレンファークラスとの特別の関係が現在のイアン・マックロード社の基礎になっています。グレンゴイン蒸留所、タムデュ蒸留所を買収し、グレンファークラスと同様にシェリー樽熟成に重点を置いたシングルモルトを販売しています。また、80年代当時から続く、グレンファークラス(グラント家)とイアン・マックロード社との特別の関係は現在も続いており、イアン・マックロード社は世界各国のスーパー、ホテル、小売店をはじめ、様々な団体にプライベイト・ブランド用にグレンファークラスのシングルモルトを名前を伏せて販売しています。