GIRVAN ガーバン26年 シングルグレーンウイスキー
70cl 50.9%
シングルカスク、カスクストレングス
蒸留1996年4月17日-瓶詰2022年
瓶詰235本
ブレンドウイスキーGrant's 用に製造されているグレーンウイスキー
グレーンウイスキーは、基本的に主原料のトウモロコシと副原料の大麦麦芽(大麦は六条大麦が用いられることが多い)を5:1の割合で配合して連続式蒸留器で製造します。
インディペンデントボトラーからもリリースの少ない希少なガーヴァン蒸溜所のシングル・グレーン・ウイスキーです。
グレーンウイスキーは、長期熟成により、非常に優雅な香味が醸し出されるため、比較的長期熟成品がボトリングされる傾向にあります。
ただし、モルトウイスキーに比べ熟成が早いとされており、10年以下の短期熟成でも熟成が十分に進み、美味しいウイスキーになる場合があります。
ウイリアム・グラント&サンズ社は世界で最も多くの人にのまれているシングルモルト・グレンフィディックの製造会社です。
ガーバン蒸留所で製造されるグレーンウイスキー(主原料トウモロコシ)とモルトウイスキー(アイルサベイ)と、グレンフィディック蒸留所とバルベニー蒸留所のモルトウイスキーをブレンドして、ブレンドウイスキー「グランツ」を製造しています。
オフィシャルのシングルグレーンウイスキーが販売されることは滅多になく、独立瓶詰業者からたまに販売されますが、その1本がこのボトル。
グローバルウイスキー社のシェリーカスクによるフィニッシュによって、グランツのブレンド用に使われている原酒とは性格を変えた、唯一無二の見事なシングルカスク・グレーンウイスキーをご堪能いただけます。
色はダークカラー、香りはカフェオレ、トフィー、キャラメルポップコーン、ボディはミルキーなカフェオレ、カカオビター、フィニッシュはシナモン&甘いスパイスがソフトで綺麗に続く。
GLOBAL WHISKY LIMITED
スコットランドのインディペンデントボトラー「グローバルウイスキー」社から「レッドカスクカンパニー」シリーズの2022年新ボトリングをご案内致します!
グローバルウイスキー社は、2017年にスコットランドのグラスゴーで設立され、インディペンデントボトラー(独立瓶詰め業者)として、3つのシリーズを展開しています。オーナーであるルイス・スチュワート氏は、もともとはウイスキーのコレクターで、その趣味が高じてグローバルウイスキー社を立ち上げ、事業をスタートさせました。数多くのサンプルを試した中から慎重に樽選びを行っており、すでに多くの高品質の樽を保有しています。代表的なブランドには、Auld Goonsy's と Red Cask Company があります。
今回はそんな同社の看板シリーズの中から、シェリーカスクに焦点を当てた「レッドカスクカンパニー」から、最新のボトリングをご紹介致します。
このシリーズ「レッドカスクカンパニー」は数々のサンプルをテイスティングしたなかから、最高の品質に達しているものを選び出しボトリングしており、加えてそのすべてがダークカラーのシェリー樽熟成かフィニッシュでノンチルフィルター&ナチュラルカラーという、まさに同社のプレミアムレンジのシリーズです。同社のテイスティングチームが慎重にそして丹念に選び出した逸品です。
GIRVAN ガーバン蒸留所
1963年 創業
創業に関わる逸話が伝えられています。当時、ウイリアム・グラント&サンズ社の主力商品であるブレンドウイスキー Grant’s のグレーンウイスキーはDistillers Company Ltdから供給されていました。当時、ウイリアム・グラント&サンズ社がGrant'sのテレビコマーシャルを放映する計画があり、それを知ったDCLがそれを嫌い、もしコマーシャルを放映すれば、グレーンウイスキーの供給を止めると脅迫されました。
そこで、ウイリアム・グラント&サンズ社はコマーシャル放映を諦め、同時に、Grant's用のグレーンウイスキーを安定確保するために、ガーバン蒸留所を建設しました。
クライド湾岸のエアーシェアーが選ばれました。地元の評議会の勧めがあり、広大な土地と、大きな資金援助を受けることができたためです。
グレーンウイスキーの供給を止めるというDCLからの脅しは、グレンフィディックのシングルモルを誕生させる原動力となりました。
同年1963年 シングルモルトが英国で大量生産商品として初めて誕生しました。GLENFIDDICH PURE MALT です。
1985年に Black Barrel という名称でシングルグレーンウイスキーが発売されましたが、すぐに終売となりました。
1995年には創業以来のコフィ―式連続式蒸留器を外して、多塔式連続真空蒸留器が設置されました。
ガーバンの敷地内には、1965年から1975年までモルトウイスキー製造棟があり、そのシングルモルトはレディバーンと呼ばれていました。
現在は、敷地内でヘンドリックス・ジンも製造されており、また、アイルサベイ・モルトウイスキー蒸留所も併設している巨大な蒸留施設となっています。