Macakinlay Shackleton DISCOVER 1907 GLEN MHOR レプリカ
マッキンレイ・シャクルトンボトル
マッキンレイに関わる最も有名な話は、アーネスト・シャクルトン卿の南極探検にまつわる話です。1907年の南極探検にシャクルトン卿は 25ケースの Mackinlay’s Rare Old Highland Malt (グレンモールのシングルモルト)を、18ケースのブランデーとポートワインと一緒に持って行きました。探検は、南極まであと150kmという所に迫っていたが、中止を決断され、探検船 Nimrod 号へ引き返しました。それによって隊員の命が救われることとなり、その中止を決断した卿の判断は賞賛されています。その100年後に、Cape Royds ケープ・ロイズにあったシャックルトン卿の基地の地下の氷の中で、ニュージーランドの南極遺産管理合同企業が、Mackinlay’s の木枠が発見し、その中に11本のボトルが無傷で見つかりました。
2011年 マッキンレイの現オーナー会社 Whyte & Mackay 社の マスターブレンダー Richard "THE NOSE" Paterson リチャード・パターソンが分析のために3本を確保し、そのオリジナルボトルを再現しました。レプリカボトルが5万本発売されました。ハイランド、アイランドモルトがブレンドされ、貴重なグレンモール1983年がこのブレンドの中心となっています。
2013年 シャックルトンの1914-17年の南極探検がオーストラリアの探検家ティム・ジャービスによって忠実に再現されたことを記念して、第2のレプリカボトル "THE JOURNEY" が発売されました。このボトルには貴重なグレンモール1980年がブレンドされています。その他に、Glenfarclas, Mannochmore, Tamnavulin, Ben Nevis, Aultmore, Fettercairn, Pulteney, Jura のモルトウイスキーがブレンドされています。
ボトルを再現するに当たり、£250,000 が集まり、収入の一部が南極遺産管理合同企業 the Antarctic Heritage Trust に寄付されました。
マッキンレイ
1815年 リースでワイン商として創業。ウイスキービジネスに参入したのは1840年代。
1840年代 最初の商品として、バッテドモルト Mackinlay’s Vatted Old Ben Vorlichを世に出しました。
1847年 ORIGINAL MACKINLAYを商標登録。高級品 MACKINLAY'S LEGACYは20世紀初頭に導入されました。
1892年 グレンモール蒸留所を創業(1983年閉鎖)
1985年 INVERGORDON DISTILLERS がマッキンレイ社を買収
1993年~現在 WHYTE & MACKAY グループ傘下