商品の特徴
メドウサイド・ブレンディング社
ハートブラザーズの創業者ドナルド・ハートが、息子のアンドリューと共に2009年グラスゴーで立ち上げた新しいボトラーです。
ドナルド・ハート氏は、兄のアリステアと共に1964年に創業したハート・ブラザーズ社時代を含め、ウイスキー産業で60年を越える経験をもち、
また、スコットランドの名前を高らしめた者に与えられる"a Keeper of the Quaich ”キーパー・オブ・ザ・クエイク"の称号を 1998年に授与されました。
同社オリジナルブランド「ザ・モルトマン」「ザ・グレーンマン」によってシングルモルト、シングルグレーンウイスキーを瓶詰、発売し、商標を受け継いだブレンデッド・ウイスキー「エクスキャリバー」や、ウォッカ等も手がけています。
伝説のブレンドスコッチ"EXCALIBUR"
ブレンドスコッチの名品「エクスキャリバー」は、1980年代まで、チャールズ H. ジュリアン社によって5年、10年、12年、ストーンジャグ12年が発売され、日本にも輸入されていました。
商標登録は1886年とされています。
80年代まで発売され、日本にも輸入されていたボトルについては、新潮文庫1985年発売の「THE WHISKY」65-66頁に記載が見えます。(写真2、3、4)
Excaliber Excellence エクスカリバー10年
1980年代まで発売されていた Excalibur Excellence 10年は、CHARLES H. JULIAN チャールズ・H・ジュリアン社のブレンドウイスキーです。
同社の社名は、創業者の名前で、彼は、現在も世界中で多くのウイスキー愛飲家から愛され続けている有名な3つのブレンドウイスキーのブレンディングを担当し、この世に生み出したことで有名な人物です。
一つは、Cutty Sark カティーサーク、もうひとつは、J&B、そしてもうひとつは、Chivas Regal シーバスリーガル。
カティーサークは、米国の禁酒法時代(1920-1933)の1923年に、Berry Brothers & Rudd社からの依頼により、彼が作り出し、禁酒法時代に粗末な密造蒸留酒ムーンシャインにカラメルを多量に加えてウイスキーに見せた粗悪品に辟易していたウイスキー愛飲家のために、米国に密輸されました。
禁酒法が廃止された1933年、こんどは、Justrini & Brooks社(現在の巨大酒造メーカーDIAGEOの前進です)の依頼を受け、アメリカ市場向けにカティサークよりもライトな味わいのウイスキーとして、J&Bを作り出しました。
そして、次には、1954年にシーバス・ブラザーズからの依頼により、Chivas Regal 12年のブレンドを担当しました。
その後、自らの会社 CHARLES H. JULIAN 社を立ち上げ、1992年には会社を引き継いだ息子たちにより有限会社化されましたが、その後、会社は売却されました。
◆ 構成モルトについて
Excaliber Excellence エクスカリバー10年の構成ウイスキーについては、新潮文庫「THE WHISKY」65頁に「各地の秀逸なモルトを絶妙にブレンドした JULEVEN ジュレブンをふんだんに使った」との記載があります。この記載や、また、このウイスキー自体が高く評価されてきたことから、モルトウイスキーの比率は高かったのだろうと推量されます。
このウイスキーを作り出した CHARLES H. JULIAN 氏のブレンダーとしての経歴、カティーサーク、J&B、シーバスリーガル12年との関連から、構成モルトは、グレンロセス、グレンタレット、ハイランドパーク、マッカラン、ノッカンドー、グレンスペイ、ストラスミル、グレンキースが推量されます。しかし、確たる証拠はなく、あくまでも推量の域を越えません。
バッテドモルトウイスキー (ブレンデッドモルトウイスキー) JULEVEN ジュレブン
THE WHISKYにも掲載されていません。ジュレブンは日本で飲んだことのある人は少ないと思います。日本に入っていたかどうかはまだ調査できていません。
写真4に JULEVEN の古いボトルを掲載しています。
Excalibur 12年 dumpy bottle と Stone Flagon
エクスキャリバーのモルトウイスキー Pure Malt Whisky "JULEVEN"
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