ARDMORE 20年1999 ディスティラーズ・コレクション 日本・台湾 ISLAY CASK
Ardmore 20年 1999 日本スコッチモルト販売+台湾 The Drunken Master ジョイントボトリング
a single bourbon barrel previously used for Islay malt whisky maturation アイラモルトの熟成で使用されたバーボンバーレル樽
70cl 53.5%vol
柔らかなピートと麦の旨味が特徴的なハイランド・モルト「アードモア」 です。ラベルには記載上の諸事情でバーボン・バレルとなっていますが、正確にはアイラの蒸留所で使用されたEXバーボン・バレルで熟成されています。
ジンジャーを伴った軽やかな花の蜜、ゆったりと中間に漂うピート香、レモンピールの爽やかな香りがあり、口に含むと滑らかでわずかにオイリー、ジンジャーブレッド、バニラ、レモンや日向夏の皮、柔らかな麦汁の甘さが優しく広がります。フィニッシュは、シャープなスパイシーさがあり、柔らかなロースト感と蜂蜜やバターが鼻に抜け、ピート香とわずかな潮のニュアンスが口中に緩やかに留まります。
ラベルデザインは、ジョイントボトルのリリースに伴い、台湾の The DrunkenMaster代表の Li Chunfeng氏が選定したもので、赤い月と森に佇む侍の姿
軽快でシャープながらも、温かで柔らかな旨味を持った1本。
[テイスティングコメント]
アプリコット、ミルクチョコレートほのかに潮の香り、ロースト香を感じる。
クリーミーで柑橘、後からスモーク、徐々に塩っぽさを感じる。ドライフィニッシュでクセになる。
Ardmore アードモア蒸留所 所在地
初留基、再留基とも4基ずつ、計8基。型はタマネギ型。熱源は、強力なボイラーを使って水蒸気で加熱するため、重厚な酒質となる。
発酵槽は、木製。
麦芽のピート燻蒸はミディアムで、フェノール値は、25 ppm。
ノン・ピート麦芽を使って製造される Ardlair アードレアは、0ppm。
ブレンドウイスキー Teacher's の主要モルトを製造してきたため、シングルモルトとしの販売は非常に少ない。
1898年 William Teacher の子 Adam Teacherが 蒸留所を建設
1923年 有限会社として組織改編
1955年 蒸留器を2器から4器に増設
1974年 蒸留器を8器に増設
1976年 Teachers社がAllied Distillersに吸収合併される。
2001年 石炭直火加熱蒸留からガス水蒸気加熱蒸留に変更(スコットランドで最後から2番目。最後は同系列の 2005年 Glendronach)
2005年 アメリカのイリノイ州Deerfield に本社を置く"Fortune Brands"の後援を受けたフランスのペルノ・リカール社がアライド・ドメックを買収、ティーチャーズ・ブランド(アードモア、グレンドロナック)とラフロイグを傘下にいれる。
2011年 Fortune Brandsが2つの会社に分割し、そのひとつ Beam Inc.の管轄となる。
2014年にはサントリーがジムビームを買収。現在、アードモア蒸留所はサントリーの傘下となっています。