商品の特徴
Adelphi アデルフィ社
同社の歴史は古く、1826年にアデルフィ蒸留所として、スコットランドのグラスゴーで創業しました。
残念ながら1906年には創業を停止してしまいました。
それから長い沈黙を経てアデルフィの名前が市場に復活したのが1993年。創業時のオーナーのひ孫がインディペンデントボトラーとして、活動を再開したのです。
その時から「常に品質を追い求め、大量生産に走らず高品質を維持する」事をポリシーに掲げ、これは2004年に現在の新オーナーに経営権が移ってからも頑なに守られています。
品質にこだわっているひとつの例が、「ウイスキーテイスティングチーム」。
毎回のボトリングでは樽選びのために数人のグループが同時にテイスティングをするのですが、その中核メンバーがあのチャールズ・マクリーン氏(写真左)なのです。
彼は今までに数多くのウイスキーに関する著書を残しており、業界でも著名なウイスキーライターです。
そのチームが多数のサンプルを取り寄せ、良質な樽を厳選しているのですが、なんとその割合は約20のサンプルの中からたった1つを選び出すという徹底ぶりです。
待望の新しい蒸留所「アードナムルッカン」も順調に稼働を続けており、アデルフィの今後の活動から目が離せません!
歴史 HISTORY
Glen Elgin グレンエルギン蒸留所
1898年 創業 / 創業者 William Simpson & James Carle
1900年 操業開始 5月1日
1901年 Glen Elgin-Glenlivet Distillery Co Ltd が買収
1907年 John J. Balanche (グラスゴーのウイスキー商人) が買収
1962年 White Horse Distillers Ltd.が買収し、蒸留器を2器から6器に増設
1986年 United Distillers の創業 (親会社 Guiness)で、White Horse Distillers を買収
(参考) 花と動物 Glen Elgin グレンエルギン12年 (2001年~2002年の間だけ発売)
2001年 Diageo (Guiness社 と Grnd Metropolitan社が1997年に合併)により、グレンエルギン12年 花と動物を発売(2002年に終売)
※ 建物の写真には、冷却槽(ワームタブ)が見える。
基本情報 FACTS
近隣蒸留所:ロングモーン蒸留所・ベンリアック蒸留所から南に2km、コールバーン蒸留所(消滅)から北に3km
蒸留基は現在6基で、いずれも小型のストレート(プレーン)型で、ガス加熱式。重厚な酒質のスピリッツができる。
ポットスティルの先は、蒸留された気体を冷却して液体に戻す冷却器(コンデンサー)につながっている。
1枚目の写真に見える、建物の外の水槽が冷却器。密造時代からの原始的なスタイルのワームタブを使っている。
水で満たされた桶の中に蛇管が浸されていて、その中をアルコール蒸気が流れて冷やされて液体になる仕組みで、近代的なシェル&チューブ式(シェルの中に歴や楠井の流れるチューブがある。ワームタブとは反対の構造)で液化するよりも、ウイスキーの酒質は重厚になると言われています。
Unpeated malt 麦芽のピートによる燻蒸は行わない。
発酵槽(ウォッシュバック)は、木桶で9槽。
製造したスピリッツは、現在グレンキースの熟成庫が満杯のため、1993年に閉鎖したキャンバス蒸留所に持っていっている。キャンバスは現在ディアジオの製樽工場になっている。
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