商品の特徴
SELECTED BY THREE RIVERS TOKYO 東京スリーリバーズの選んだ原酒
ラトレー社の樽原酒の中から東京スリーリバーズ社が「個性あるテイスト」の視点で選び出した日本向けのシングルカスクボトリング。
ラトレー社は、Andrew Dewar Rattray アンドリュー・デュワー・ラトレーが、1868年にグラスゴーのパトリック・クロスの近くで、食料品店を創業。
ジャマイカからダークラム、ヨーロッパからオリーブオイルとワインを、そして地場産業のスコッチウイスキーを販売しました。
FACTS 基本情報
所在地: Elgin エルギンの中心地から近い
近隣蒸留所: Roseisle, Linkwood, Glenburgie
現オーナーLa Martiniquaiseの新方針で、ファーストフィルのアメリカンオーク樽を高い比率で使用するようになった。それによってバターのような味わいが強くなっている。
同社の主力商品であるブレンドウイスキー LABEL 5のキーモルトとして製造量の70%が使われている。
残り30%を、シングルモルトはGLEN MORAYブランドと GLEN TURNERブランドを使い分けて製造している。
GLEN TURNERは元ブレンドモルトウイスキーだったが、現在はシングルモルトに変えている。
以前は、グレンモーレンジと同資本であったため、フィニッシュを行った先駆的な蒸留所だった。ポートワイン樽や、シュナンブランとシャルドネを使った白ブドウ酒樽でフィニッシュを行った。
年間製造可能アルコール量:330万リットル
水源:ロッシー川
麦芽のフェノール値:0ppm。ピーテッド・モルトウイスキーも製造しているが、基本的にはノンピート。
麦芽:ボートモルト、ベアーズ、クリスプ、マントンに外注
仕込量:麦芽7.5トン/回
麦汁:透明
糖化槽(マッシュタン):セミロイター式(機械で自動攪拌する)
発酵槽(ウォッシュバック):55,000リットル×9槽
発酵時間:60時間
ウイスキー酵母:マウリ社の蒸留所酵母
蒸留器の数:6器(初留3器、再留3器)
蒸留器のサイズ:初留器の容量10,000リットル(仕込量9,000リットル)、再留器の容量6,000リットル(仕込量5,500リットル)
蒸留器のタイプ:オニオン型(クレイゲラヒ、ラガブリン、ブナハーブンと同型)
熱源:ガスとオイルによる水蒸気加熱式
コンデンサー:チューブタイプ
ニューメイクスピリッツのアルコール度数:69%
バーレルエントリー・アルコール度数:63.4%
熟成庫:ダンネージ式とパラタイズ式
HISTORY 歴史
1897 創業 West Brewery (1828年創業のビール醸造所)の跡地
1920 Macdonald & Muir (Glenmorangie の株式40%を保有していた筆頭オーナー) が買収。グレンモーレンジの所長にグレンマレイとアベラワーのどちらを買収するのが良いか相談し、グレンマレイを選んだ。
1958 フロアモルティング(床製麦)を取り止め、サラディンボックス式製麦に切り替え
1978 蒸留所での製麦を取り止める。
1979 蒸留器を2器増設し、合計4器に。
1987 週7日の稼働体制を始める。
1992 2器の蒸留器を新設、合計6器に。
1996 Macdonald & Muir Ltd. は、社名を Glenmorangie plc.に変更
1999 グレンモーレンジと同様にウッドフィニッシュ(シャルドネとシュナンブラン)の製品を発売開始
2004 Louis Vuitton Moët Hennessey が Glenmorangie plc. を買収
2008 Louis Vuitton Moët Hennessey がブレンド用にモルトウイスキーを製造しないことを発表したが、フランスの2番目の大手酒類製造会社 La Martiniquaiseがグレンマレイ蒸留所を買収
ラ・マルティニケーズの買収により、生産量は40%増産となった。
2010 スターローのブレンド・ボトリング工場に、グレーンウイスキー蒸留所を設置
2014 多様な樽で後熟したクラッシック・コレクションを発売開始(クラッシック、カベルネソーヴィニヨン、シャルドネ、ポート、シェリー、ピーテッド)
A.D. RATTRAY WHISKY EXPERIENCE & STORE 事務所ショップ
A Dewar Rattray Limited
32 Main Road
Kirkoswald
Ayrshire
KA19 8HY
United Kingdom
ラトレー社は1868年にグラスゴーのパトリッククロスの近くでオリーブ、ワインをヨーロッパから、ダークラムを輸入販売する食料品店として創業しました。
その後、ウイスキー卸売会社として、当時数多くのウイスキーブランドの正規販売代理店として活動しました。
その後何回かの吸収・買収を経て、2004年モリソン・ボウモア・ディスティラーズのティム・モリソン氏が先祖のアンドリュー・デュワーラトレーが設立したデュワーラトレー社を受け継いでボトラーとして事業開始。
2011年には、モリソングラスゴー蒸留会社として新発足。ボトラーとしては事務所兼ウイスキーショップ Whisky Experience & Whisky Shopを開所しました。場所は、エアーシェアーのガーバン蒸留所(アイルサベイ蒸留所)の北北東10km、ターンベリー城の東5km。
2016年グラスゴーのクライドバンクに新蒸留所CLYDESIDEクライドサイド蒸留所を稼働開始しています。
La martiniquaise ラ・マルティニケーズ STARLAW DISTILLERY
本社はパリにあります。フランスで2番目に大きな酒造会社。国際的なブランドを多数保有している。社員は1,600人。
フランスをはじめ、スコットランド、スペイン、ポルトガル、ベルギー、ベトナムに、計27の子会社、24の製造拠点を持つ。
ポートワイン、マデラワイン、カルバトス、アルマニャックの世界最大の製造会社。
モルトウイスキー蒸留所は、グレンマレイだけを所有しており、その製造能力はスコットランドで18番目。
2007年に現在のスターロー蒸留所(エジンバラの西27km)の敷地に、ブレンド・ボトリング工場を設置
2010年にブレンド・ボトリング工場の敷地内にグレーンウイスキー蒸留所 Starlaw スターロー蒸留所 (Glen Turner グレンターナー・グレーン蒸留所)に建設、操業開始
主力ブレンドウイスキーの Label 5 ラベルファイブは、スコッチウイスキーの販売量で9番目に多く、年間260万ケース(1,560万本)。ブラック&ホワイトやベルよりも多い。全世界のウイスキー販売数で見ると、世界で30番目。
ちなみに世界で最も販売量の多いウイスキーは、インドの Officer's Choice オフィサーズ・チョイスで、年間3,200万ケース(Label 5の約13倍)。
2番目の主力商品が Glen Turnerグレンターナーで、シングルモルトとブレンドモルトを発売しています。フランスでは、Glen Turnerは年間100万本以上が売れています。
眺めの良い案内所
広々した敷地で、観光案内所からの眺めが良い。
観光案内所 Visitor Center
観光ツアーを行っており、ツアーから帰ってくるとここでグレンマレイを試飲できる。
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