Glen Spey グレンスペイ21年 1990
消滅 Bladnoch Forum ラストボトリング
蒸留1990年10月8日ー瓶詰2012年4月27日
a single hogshead ホッグスヘッド樽
Bladnoch Forum ブラドノック・フォーラム
Raymond Armstrong レイモンド・アームストロング氏が、1994年にDumfries と Galloway を休暇で訪れていた際に、蒸留免許を税務署に返上していたブラドノック蒸留所を見つけたのがきっかけで、すぐに蒸留所を買収する気持ちを固めた。
当時のオーナーであった Diageo と交渉を経て、蒸留所、設備の再建築が終わり、2000年にブラドノック蒸留所は操業を再開した。
翌2001年 Armstrong 氏は ブラドノック・フォーラムを立ち上げた。
2005年、ブラドノック蒸留所製品お販売促進のために、レイモンド氏と彼のチームはシングルカスクのウイスキーを調達して、フォーラムのメンバー向けにボトリングして販売を始めた。最初のボトルは、1989年のMacallan, 1990年のTamdhu、1988年のTomatin2種。
2012年 ブラドノック・フォーラム最後のボトルを発売
→ Strathmill 1990、Port Dundas 1991、Glen Spey 1990 2種 (その1つが、このボトル)
2014年 会社は破産となり、ブラドノック蒸留所はオーストラリアのヨーグルト巨大企業のDavid Prior氏に買収された。
GLEN SPEY グレンスペイ蒸留所
所在地 近隣蒸留所: グレンロセスの東300m、グレングラントの南500m、スペイバーンの南1km
取水源:Deonie Burn デオニー小川
麦芽:主に自家精麦、ノンピート
糖化槽:ロイター式、糖化後の麦汁の透明度は曇り(傾向として出来上がるスピリッツは濃い味わいになる)。1回の大麦仕込量は4.4トン。
発酵槽:8槽、鋳鉄製、発酵時間46時間以上
ウイスキー酵母:プレス型
蒸留器:計4器、ボール型
熱源:水蒸気加熱式
ニューメイクスピリッツの度数:71-72%
バーレルエントリー樽詰度数:63.5%
1878年 とうもろこし商の James Stuart & Co.が蒸留所を建設 当初の名前は、"Mill of Rothes"
1887年 蒸留所の名前を Glen Spey に変更
1888年 James Stuart & Co.は、マッカラン蒸留所を買収し、替わりに、グレンスペイ蒸留所を、W. & A. Gilbey に売却
ギルビー社のブレンドウイスキー SPEY ROYALのキーモルトとして製造される。
1962年 W.& A. Gilbey ギルビー社と、Justerini & Brooks ジャステリィニ&ブルックス社の親会社 United Wine Tradersが合併して、新会社 Interanational Distillers &Vintnersとなる。
1970年 蒸留器を2器から4器に増設 2器の再溜釜 (Spirit Still) にはラインアームに精留器 (Purifier) が設置されている。
1997年 International Distillers & Vintners と Guiness が合併して、世界最大の酒造会社 Diageo となる。
2001年 花と動物シリーズ12年発売開始
2010年 オフィシャル特別ボトル21年を発売
グレンスペイは、主に J&Bのブレンド用として蒸留されている。その他に、銘ブレンドウイスキー Catto's の主要な構成モルトの1つ。