商品の特徴
Samaroli Official Webpage
2008 GLENTAUCHERS
SPEYSIDE SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
DISTILLED IN 2008
FROM GLENTAUCHERS DISTILLERY
BOTTLED IN SCOTLAND IN 2022
SELECTED CASK #901229
A sumptuous, complex and embroidered robe. A rich and frilly mask, quiet hubbub, heels in the calli of Venice. Welcome to a February night in one of those years when a city on water gave itself the privilege of the definition as Serenissima. This term represents a style, a way of the heart. It collects both pride and peace without the worry of where one ends and the other begins.
We find the courage to be patient and not to expect everything to be clear immediately. “Now” is not part of our vocabulary. But I digress... back to the sound of footsteps.
Let us dwell on this 14-year-old spirit which we learn is brimming with all manner of fragrance. Vegetable and balsamic. Strident and opulent at once.
Thus, the nose is juicy, satiating, rich and creamy. In the mouth it is pungent, inebriating and exciting. A mix of Caucasian and Mediterranean cuisine. A clear and all- harmonious reassuring finish.
Please let’s not be superficial: let’s allow this spirit one extra fraction of a second. An additional moment to rediscover what we are.
And as we wander by ourselves along the porticoes of the mysterious side of Venice, we will not be alone. Life’s love and the love of life is with us.
Antonio W. Bleve
Samaroli サマローリ社
イタリアでリンクウッドの正規代理店として1960年代からオフィシャルボトルを輸入販売していたサマローリ社。
またケイデンヘッド社のシングルモルトの正規代理店でもありました。
その独自のラベルデザインは後のボトラー達に大きな影響を与えています。
SAMAROLI社は1968年イタリアのローマで創業。シングルモルトの輸入業者の先駆けとなった会社。
1969年にはリンクウッドのイタリア正規代理店として、当時非常に珍しかったカスクストレングスのリンクウッド12年を、バー"WHISKY HOUSE"のオーナーであり、ウイスキーコレクターのEdoardo Giaccone エドワルド・ジャコーネ氏のために瓶詰販売しています。
写真がそのボトル、LINKWOOD リンクウッド12年 1957 56.9%
1979年には、ケイデンヘッドのイタリアの正規代理店として、ずんぐりボトルをイタリア向けに特別仕様のラベルで発売されました。
続いて1981年「花シリーズ」を発売。それらのラベルの芸術性は、他のボトラーに大きな影響を及ぼし、今日、多くのボトラーがラベルに凝るようになっています。
1980年代にはケイデンヘッドから直接仕入れの数を増やし、カスクストレングスでの瓶詰品も販売するようになりました。
グレングラント1969、グレンギリー1971など。また、スキャパ、トーモア、ジュラのボトルは史上最高品質であろうと言われています。
シングルカスクをボトリングする場合と、複数の樽原酒をバッティングして瓶詰めすることもありました。80年代の後半には、カスクストレングスの瓶詰品が商品の大半を占めるようになりました。
1990年代になると、ケイデンヘッド以外の多様な仕入元から商品を調達するようになり、2000年代初頭には、長期熟成原酒の需要が業界で高まったため、瓶詰の数は減ってきました。
2008年 Silivano Samaroli氏から、Antonio Bleve氏に会社の日々の経営が引き継がれましたが、その後、2017年2月まで Silivano Samaroli氏は、経営に重要な役目を果たし続けました。
今日でも、そのラベルの芸術性と高品質のウイスキーを瓶詰し続けており、また、現代のイタリアやヨーロッパのボトラー同様に、ラムも手掛けるようになっています。
サマローリ氏は、1939年にボローニャ生まれ、2017年2月20日帰幽しました。77歳でした。
同社の前販売部長の Francesco Saverio Binettiは、氏のことを思うと「『伝統と革新のブレンド』という言葉が、すぐに、私の心に思い浮かびます。」と言っています。
(店主の逸話)
サマローリ社のウエッブサイトから商品の名前の由来についてお尋ねをしたことがあります。すると翌日にはメールで分かりやすい回答がありました。その回答のスピードと分かりやすい説明文に、顧客の知識の程度を考えて、その顧客に最適な回答をしてくれる姿勢を感じ、顧客一人一人に向き合い、大切にする社風を感じました。そして、回答の一番下に回答をした担当者の名前を見てびっくり。何と、Silvano Samaroli氏でした。一顧客のちょっとした質問に対して、わざわざご本人から回答をいただき、恐縮した次第です。氏の優しいお人柄を感じ、非常に感動しました。
GLENTAUCHERS グレントファース FACTS & HISTORY 基本情報と歴史
名前の意味「トファースの谷」
オーナー会社 ペルノリカール社
近隣蒸留所 グレングラント蒸留所の東11km、オホロイスク蒸留所の東4km, ストラスアイラ蒸留所の西7km
原酒として使われているブレンドウイスキー Buchanac's Blend ブキャナン, Black&White ブラック・アンド・ホワイト, Chivas Regal シーバスリーガル, The Royal Household ロイヤルハウスホールド(1993年まで)
パゴダ屋根のキルン塔は、建築家チャールズ・ドイグの設計
グレントファース蒸留所はデュワーズ社、ジョン・ウオーカーズ社と並んで当時ビッグスリーと言われたブキャナン社の創業者ジェームス・ブキャナンによって建てられました。
ロイヤルハウスホールドの原酒としても有名でしたが、最近ではバランタインのキーモルトとして特に注目されているモルトの一つとなっています。
ポットスティルは、初留・再留3基ずつの計6基でストレートヘッド型(オージー型、プレーン型)
操作は全てマニュアルで、ペルノリカール社の傘下の13蒸留所のトレーニングセンターを併設しており、同社の実験も行われています。
1898年 James Buchanan ジェームズ・ブキャナンと W. P Lowrie により創業
1965年 蒸留器を2器から6器に増設
1969年 蒸留所での製麦(フロアーモルティング)の取り止め
1985年 Distillers Company Ltd. が蒸留所を閉鎖、その後Allied Distillers子会社が買収
1992年 操業再開
2005年 Pernod-Richard ペルノ・リカールが新オーナーとなる。
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