商品の特徴
2022年サンフランシスコ酒類品評会で金賞を受賞しました
【TAMDHU Distillery タムデュ蒸留所】
近隣蒸留所: Cardhu, Knockando, Glenfarclas, Dailuaine
(1)サラディンボックス式精麦について
タムデュー蒸留所は、2011年にイアンマクロード社がマッカラン、ハイランドパーク、グレンロセスと共にタムデュを所有していたエドリントングループから買収し、その翌年2012年にサラディンボックス式精麦を取り止め、麦芽を外注としました。
現在の外注先はクリスプ精麦とシンプソンズ精麦です。
エドリントングループ時代は、サラディンボックス式精麦でグレンロセスにピーテッド麦芽とアンピーテッド麦芽を、ハイランドパークにアンピーテッド麦芽を供給していました。
(2)ブレンドウイスキーのキーモルト
カティーサーク、フェイマスグラウス、ダンヒル(終売)
(3)歴史
蒸留所は、1897年に設立されました。
設立当初からスペインから高品質のシェリー樽を調達して熟成を行い、設備の近代化と生産能力の増強を図りながら、1970年代のウイスキーブームに乗じて生産量を増大させ、1990年代にはエドリントングループが自社用に調達したシェリー樽だけで熟成する方針を執りました。
しかしながら、ウイスキー大ブームが爆発する前の、2010年に蒸留所が閉鎖されてしまいました。
そして2012年に現オーナーであるイアンマクラウド社が買収し、タムデュー蒸留所の設立当初からのポリシーとレガシーをそのまま引き継ぎ、最高のウイスキーを造るべく生産を再開しました。
高品質のシェリー樽100%熟成という伝統を守りながら、空前のウイスキーブームに乗って大発展を遂げています。
1897年 創業 ハイランド・ディスティラーズ (現在のDiageo)の社長 William Grant (エルギン銀行の役員、グレンフィディックの創業者とは別人)の主導によってブレンドウイスキー用のモルトウイスキー供給目的で創業
1950年 床式製麦(フロアーモルティング)に替えて、サラディンボックス式製麦方式を導入 365日24時間稼働
タムデュ蒸留所が使うモルトだけでなく、グレンロセスが使うすべてのモルト、また、ハイランドパークが使うUnpeated maltを供給
1990年代 自社(Highland Distillers)向けに製造されたシェリー樽だけを使用して熟成する方針を取る
1999年 Edrington Group が Highland Distillers を傘下に入れる
2009年 操業停止
2011年 イアンマックロード社(グレンゴインのオーナ・瓶詰業者)が買収
2012年 操業再開 サラディンボックス式製麦を止めて、Crisp and Simpsons 社からモルトを調達するように方針転換
* 歴史的に、Cutty Sark, Famous Grouse, J&Bのブレンド用にモルトを製造してきた。
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