商品の特徴
Charles Maclean
左がCharles Maclean氏
ARDNAMURCHAN 歴史
アードナマッシャン蒸留所は、スコットランドのインディペンデントボトラー、アデルフィ社が2014年に設立。
場所は、グレンベグ。西ハイランドのマル島のすぐ北、グラスゴー中心部から北西に約250キロ離れたアードナマッシャン半島の先端。スコットランド本島では最も西に位置する蒸留所。
トバーモリー蒸留所からは、海を挟んで北東10kmに位置する。同地には密造時代には蒸留所が存在していたと考えられているが不明。
アデルフィ社の起源は、グラスゴーの中心に所在したアデルフィ蒸留所。1825年設立。別称 Loch Katrine Adelphi / Gorbals
1880年に Archibald Walkerが買収し、スコットランド、アイルランド、イングランドで同時に蒸留所を経営する唯一の蒸留業者の傘下の蒸留所となった。
1887年までに、年間220万リットルのモルトウイスキーとグレンウイスキーを製造していた。
1903年に、DCL(Distillers Company Limited)が買収。
1907年に、モルトウイスキーの製造を停止
1932年に、グレーンウイスキーの製造を停止
1960年代まで熟成庫と瓶詰場は使われていた。
現在、跡地にはグラスゴー中央イスラム教寺院が建っている。
1993年に、Archibald Walker のひ孫 Jamie WalkerがボトラーとしてAdelphiを立ち上げ。
2004年に、現在のオーナーが会社買収。
2013年に、Adelphi Distillery社を設立
2014年に、操業開始
FACTS 基本情報
Scotland's Greenest Distillery
生産能力は45万リットル。
仕込水は、グレンモア川と蒸留所の裏山にある3つの泉。
麦芽仕込量は、1回2トン
麦芽は、コンチェルト種のピーテッド麦芽で、フェノール値30ppm。ブルームホール農場から調達した大麦を原料にベアーズ社に外注。
糖化槽は、セミロイター式(回転翼が水平に回転するだけで、上下には動かない)
発酵槽は、秩父蒸留所がミズナラを使っていることに倣って、7槽のうち4槽をフレンチオーク材にしている。3槽がステンレス製。容量15,000リットル。
ウイスキー酵母は、ディスティラーズ酵母を外注
発酵液(ウォート)は清澄で、クリーンな酒質となる。
発酵時間は、72時間から120時間
蒸留器は、初留ストレート型で10,000リットル、再留バルジ型(ボール型)で6,000リットルで、合計2器。
熱源に地元で調達した木片を使っている。また、麦汁の搾り粕(ドラフ)+初留廃液(ポットエール)を家畜用の飼料(ダークグレーン)に加工し、再留廃液(スペントリース)を植物用肥料に加工するなど、地域循環型蒸留所を目指しており、自社蒸留所を Scotland's Greenest Distilleryと標榜している。
ニューメークスピリッツの度数は、74-76%
樽詰度数は、63.5%
コンデンサーは、シェル&チューブで、蒸留棟の外に設置している。
熟成庫は、敷地内のダンネージ式
2014年の設立以来、シングルモルトとしての製造率100%だったが、2023年に自社ブレンドウイスキーMaclean’s Noseを25,000本発売した。
観光案内所も設置している。
CLYDESIDE INAUGURAL RELEASE 2021年10月7日瓶詰
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