ORD オード12年
世界で576本のみリリース 樽から木屑だけを取り除いてボトリングした原酒。アルコール度数55.8%。
Bourbon Butt バーボン・バット樽(500リットル)の中で熟成されたウイスキーを加水せず、フィルターをかけず、原酒のままで瓶詰
コストパフォーマンス抜群の老舗ボトラーケイデンヘッド社による原酒の瓶詰です。
オフィシャルテイスティングメモ
香り:バニラヨーグルト、カスタードクリーム、アガヴェシロップ。
味:ショートブレッド、ブルーベリー、バナナ、ピーチ、フルーツケーキ、蜜蝋、レモンメレンゲパイ。
★ケイデンヘッド社
ケイデンヘッドは1842年アバディーンに創業したスコットランド最古のインディペンデント・ボトラーです。
100年に渡り、創業者の元で経営されておりましたが、1972年、スプリングバンク蒸留所を所有するJ&Aミッチェル社に経営が引き継がれ現在に至ります。
ノンチルフィルターとノンカラーリングをポリシーとし、175年の歴史が積み上げた蒸溜所とのコネクションと磨かれた目利きによる品質の高さは他の追随を許しません。
Ord オード蒸留所 所在地
グレンモール (インバネス) の西20km オードの名前はインバネス北の平原に由来する。
1838年 Thomas Mackenzie が創業 The Ord Distillery Co., (オーナー D. McLennan と Robert Johnstone)に蒸留権委譲
1847年 倒産
1855年 Alexander McLennan と Thomas McGregorが買収
1877年 Alexander McLennan の逝去(1870年)により所有権が未亡人に移ったが、未亡人がAlexander McKenzie と再婚したため、所有権が創業者のMackenzie氏族に移る
Alexander McKenzieは、自分の所属するMckenzie氏族から19年の蒸留権を買い取り、蒸留棟を新築したが、すぐに火事で消失
1896年 Alexander McKenzie逝去、19年間の蒸留権も期限切となり、蒸留所は DundeeのブレンダーJames Watson & Co.が買収
1923年 James Watson の息子に後継者がなかったため、蒸留所は売却となり、John Dewar & Sons が買収
1925年 John Dewar 社が Distillers Company Ltdに 統合
1930年 DCLの子会社 Scottish Malt Distillers Ltd. (SMD) が経営、 蒸留権を同じくDCLの子会社 Peter Dawson 社に委譲
1961年 フロアーモルティング(床式製麦)を取り止め、Saladin box(サラディンボックス式製麦)に切り替え
1966年 蒸留器を2器から6器に増設
1968年 ドラム式製麦を採用し、サラディンボックス式製麦と併用する
1983年 Peter Dawson 社から John Dewar & Sons 社に蒸留権が委譲される。サラディンボックス式製麦を取り止め
1985年 United Malt & Grain Distillers (United Distillers) が買収
2002年 12年を角瓶として発売
2006年 Singleton of Glen Ord 12年と名称変更してアジアで発売(ヨーロッパとアフリカは Singleton of Dufftown12年、アメリカは Singleton of Glendullan12年を発売)