商品の特徴
General Whisky Traders ジェネラル ウイスキー トレーダーズ
General Whisky Traders ジェネラル ウイスキー トレーダーズはクルーシャルドリンクス社の新ブランドです。
ウイスキーマニアやバーテンダー向けにリリースする同社の最高品質シングルモルトのブランドで、2017年までのブランドAinneamh (ann-yoov) シリーズを引き継ぐブランドです。
加水なし、冷却フィルター不使用、カラメル着色なしの生一本のシングルモルトブランドです。
Crucial Drinks 社は、ディアジオの従業員スコット・ワトソン氏とブライアン・ウッズ氏が2012年にジョニーウォーカー縁の地キルマノックで立ち上げたブレンド会社です。同社は、子会社のThe Lost Disillery Company (LDC Scotland Ltd.)から、20の消滅蒸留所のシングルモルトを現代に再現したボトルを発売してきました。再現に当たり、オークションで手に入れた閉鎖蒸留所の貴重なボトルの中身をグラスゴー大学のマイケル・ロス博士に成分分析してもらい、その成分組成を、現存するシングルモルトを使用して、忠実に再現するという徹底ぶりです。
最初の商品として2013年にStratheden と Auchnagieを発売。続いて、Gerston、Jericho、Benachie、Lossit、Towiemore など20蒸留所のボトルを再現しています。
同社は、ブレンドウイスキーブランド BIG MOUTH を発売しています。セールスポイントは「家飲みで4度楽しめる」こと。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをそれぞれ50%ずつブレンドしており、通常のブレンドウイスキーに比べ、モルト配合率は高いものです。①ストレート、②オンザロック、③水割り、④ミックスドリンク素材として、「4度楽しめるウイスキー」として、毎日気軽に飲んでもらいたいものとして、リリースしています。
その他に、ラムのブランド Six Saints、West Indies Rum、Cane Merchants も持っており、少量生産の高品質ウイスキーとラムを世に出しています。
会社規模の拡大に伴い、2016年に創業地のキルマノックからダンフリーズに本社、倉庫を移転しています。
ディーンストン蒸溜所の1999年という節年
ディーンストン蒸溜所は、ハイランドとローランドの境界に近い、南ハイランドに位置します。
良質な水源があることから、もともとは紡績工場だった土地建物を1965年に蒸溜所へ転換した珍しい経緯があり、レンガ造りの建物はウイスキー貯蔵に優れており、創業当時の建物は今も貯蔵庫として使われています。
蒸留用の水は、蒸留所横を流れるティス川の水が使われています。
設備環境としては蒸留所として最適と言えるかもしれません。
また、映画「天使の分け前」の撮影地でもあります。
1999年にCL Financialというトリニダード・トバゴの保険会社が経営に関わるようになり2002年に完全にディーストン蒸留所を買収しました。
保険会社としてスタートしたCL Financialですが、その後、優れた経営手腕により巨大複合企業となりました。2009年にはディーストン10年を刷新、2010年には新たにバージン・オークを発売、2011年には観光客のために観光案内所を設置しました。
1999年は、ディーンストンにとって経営方針が大きく変わった新たな誕生年といえる、節年です。
これまで業界人、バーテンダー、マニア以外には注目されてこなかった蒸留所ですが、今や、注目すべき蒸留所となって、オールドビンテージ(長期熟成のもの)の価格も上昇しています。
Deanston ディーンストン蒸留所
近隣蒸留所:Tullibardine タリバーディンの西南西23km, Glenturret グレンタレットの南南西34km, Glengoyne グレンゴインの北東34km
◆ マッシュタン(糖化槽)は、多くの蒸留所では銅製、あるいはステンレス製で、蓋を付けたものが使われているが、ディーンストンは珍しい鋳鉄製で、蓋のないオープンスタイル。
オープン・スタイルを取っている蒸留所は、他に、スプリングバンク蒸留所、ブルイックラディ蒸留所、エドラダワー蒸留所がある。
大麦はすべてスコットランド産を使っている。
◆ 有機ウイスキー:ベンロマック蒸留所が有機ウイスキーを製造しており、バーンスチュアート社の蒸留所(ブナハーブン、トバーモリー、ディーンストン)でも有機ウイスキーを製造している。麦芽、樽材、樽に詰められていたバーボンも有機製造。全ての要素を有機のものに限定して製造しており、それらはすべて検査機関で有機の証明を受けたものを使用している。
◆ 現在のオーナーDistell社は、ディーンストン、ブナハーブン、トバーモリーを所有している。トバーモリーで蒸留された原酒の多くは、特別限定品を除いて、ディーンストンの熟成庫で熟成されている。
ダンネージ式熟成庫とラック式熟成庫を敷地内に持っており、35,000樽を貯蔵している。
◆ 蓋のないオープン式、鋳鉄製のマッシュタン、重さの軽い麦汁(糖液・ウォート)、時間の長い発酵、時間を掛けた蒸留によって、ワックス(蝋)の性質を持った蒸留液ができあがる。この点がディーンストンの元々のオリジナルスタイル。
◆ シングルモルト用15%、ブレンド用85%で製造している。
1966年 創業
1971年 最初のシングルモルトウイスキーを "Old Bannockburn"の名称で発売
1972年 Invergordon Distillers が買収 数年後に、"Deanston" の名称でシングルモルトを発売
1982年 操業停止
1990年 Burn Stewart & Co plc.が買収 操業再開 同社は、1993年 Tobermory 買収、2003年 Bunnahabhain 買収
1999年 トリニダード・トバゴの C L Financial Ltd.が株式を取得し、経営に参画。
2002年 トリニダード・トバゴの C L Financial Ltd.の子会社 Angostura International Ltd.が Burn Stewart & Co. plcを買収
2013年 Angostura International Ltd.は、Burn Stewart & Co. plcを、南アフリカのDistell に売却
POT STILLS 蒸留器
蒸留器はバルジ(ボール)型で、初留2器、再留2器の合計4器
鋳鉄製のマッシュタン(糖化槽)
◆ マッシュタン(糖化槽)は、多くの蒸留所では銅製、あるいはステンレス製で、蓋を付けたものが使われているが、ディーンストンは珍しい鋳鉄製で、蓋のないオープンスタイル。
蓋のないオープンスタイルを取っている蒸留所は、他に
スプリングバンク蒸留所、ブルイックラディ蒸留所、エドラダワー蒸留所
仕込水:ティース川
蒸留所の脇を流れるティス川
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