商品の特徴
10 Years Old Cask Strength Single Highland Malt
筒の裏側上から2段目に、10 Years Old Cask Strength Single Highland Malt Scotch Whisky と見えます。
FACTS 基本情報
名前の意味:GLENFARCLASとは、「緑の草原の谷間」という意味。
所在地は、スペイサイド中流域、クレイゲラヒとグランタウンオブスペイの中間。スコットランド最高峰BENRINNESベンリネス山の頂上から北西5km。
隣接蒸留所:Dailuaine の南東2.5km、Cragganmore の東北東5km、Allt-a-Bhainneの西北7km
麦芽のピートによる燻蒸はライトピーテッドで、フェノール値は1~3ppm
発酵槽は、木製の蓋の付いたステンレス製
蒸留は、ガス直火式
蒸留器は、バルジ(ボール)型
熟成庫は、伝統的な地面から3段に積み上げるダンネージ式で5万2千樽を貯蔵
HISTORY 歴史
1836年 ロバート・ヘイが自らの農場で蒸留所の営業をする免許を税務署から取得(1823年の酒税法改正から13年後)
1865年 ヘイ氏が逝去後、Grant家が蒸留所を買収
1895年 Grant家とPattisonによる共同経営会社 the Grants and Pattison, Elder & Co.が、Glenfarclas-Glenlivet Distillery Co.を設立し、グレンファークラス蒸留所を運営
1898年 Pattisonが破産し、Grant家が単独オーナーになる。
1960年 蒸留器を2器増設し、4器に
1968年 後に"Glenfarclas105"と名称変更する、カスクストレングスのシングルモルトを業界で初めて発売
1972年 フロアーモルティング製麦法を取り止め
1973年 蒸留所に観光案内所を設置
1976年 蒸留器を2器増設し、6器に
2007年 Family Casks Selection 発売開始
グレンファークラス(グラント家)とイアン・マックロード社(ラッセル家)との特別の関係
写真はイアン・マックロード社3代勢ぞろい。
左端が左が現社長 Leonard Russel氏、真ん中が今や伝説の人で会長のPeter Russel氏。
手に持っている絵は、Diageo から買収した ROSEBANK蒸留所のイラスト。創建当時の状態をできる限り復元して操業を再開している。
1980年代の景気低迷期に、多くの蒸留所が閉鎖、生産縮小の中、グレンファークラスひとり増産を継続
増産することができた原動力は、イアンマックロード社との契約。当時、イアンマックロード社は国内外のスーパー、ホテル、小売店、軍隊、各種団体のプライベイト・ブランドを企画販売しており、グレンファークラスとの契約上、グレンファークラスの名前を伏せて、それらの団体のプライベイト・ブランドにグレンファークラスのシングルモルトを瓶詰販売していました。例えば、当時、日本では東京の京晴がイアン・マックロード社を介してプライベイト・ブランド(グレン・アーマーという名称)を販売していました。グレンファークラスは、イアン・マックロード社が持つ世界的に広く多様な各種の団体への販路をとおして、自社の製品を安定的に販売することができたため、80年代の景気低迷期に増産を継続できました。また、イアン・マックロード社も80年代のグレンファークラスとの特別の関係が現在のイアン・マックロード社の基礎になっています。グレンゴイン蒸留所、タムデュ蒸留所を買収し、グレンファークラスと同様にシェリー樽熟成に重点を置いたシングルモルトを販売しています。また、80年代当時から続く、グレンファークラス(グラント家)とイアン・マックロード社との特別の関係は現在も続いており、イアン・マックロード社は世界各国のスーパー、ホテル、小売店をはじめ、様々な団体にプライベイト・ブランド用にグレンファークラスのシングルモルトを名前を伏せて販売しています。
POT STILLS 蒸留器
底部とネックの間に風船(ボール、バルジ)のような膨らみがあります。
その膨らみが、不快なフレーバーである硫黄化合物がアルコール蒸気と一緒に上がっていくのを防ぐはたらきがあり、よりクリーンな酒質となります。
WAREHOUSE 熟成庫
入口の扉 RED DOOR が見えます。
WAREHOUSE 熟成庫
RED DOOR が見えます。
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