Syndicate 12年 58/6 尾崎トレーディングによる日本輸入以前80年代オールドボトル
- 商品コード:
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226-2
- 商品概要:
- 18種のモルト65%、4種のグレーン35%をブレンド。品質均一性を保つためソレラシステムを使い12年熟成原酒をオロロッソシェリー樽に継ぎ足し2年以上後熟。その樽には1958年のオリジナル原酒が少量含まれていることになります。昔のマッカランを思い起こさせる銘ブレンドウイスキー。西宮の尾崎トレーディングが1991年に正規代理店として日本輸入を開始しますが、それ以前の1980年代前半の英国流通品。
- 蒸留所/ブランド:
- Glenfarclas(グレンファークラス)
- 関連カテゴリ:
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アーカイブ 保管庫 (売切)
ポイント:
249
Pt
Syndicate 58/6
尾崎トレーディングによって日本に輸入される以前、シンジケートのメンバーだけが購入できた1980年代前半の貴重品。ラベルに「シンジケートのメンバーだけのために瓶詰された」と明記されています。初期ボトルはシンジケートが特注したアンダルシアのシェリー樽で2年間追熟してから瓶詰されていました。
品質均一性を保つためソレラシステムを使い12年熟成原酒をオロロッソシェリー樽に継ぎ足し2年以上後熟。合計で14年以上の熟成となっています。
1958年にエジンバラのリース港の、William Muir Bond 9 Ltd.(1823年創業)の保税倉庫で、10樽のブレンドウイスキーが発見されました。
蒸留は1954年で、ブレンドレシピは Marshall Taplow Ltd.(1760年創業)による1800年代のものでした。
1966年になり、発見されたブレンドウイスキーが12年ものとなった機会に、その少量が、William Muir Bond 9 Ltd.の役員とその友人たちの楽しみのために18世紀のバーガンディ(ブルゴーニュワイン)ボトルに瓶詰されました。
シンジケートブレンドウイスキーが無くなるのを防ぐために、品質と同一性を保つために、ソレラシステムを使って、新しい原酒が樽の中に追加されていきました。
12年熟成の原酒が樽の中に追加されると、それらの原酒は樽の中の古い原酒と混ざることになります。したがって、シンジケートブレンドウイスキーには1958年のオリジナルブレンドが少量含まれていることになります。
シンジケートブレンドウイスキーが他のブレンドウイスキーと異なる点は、新しい原酒が古い原酒と混ざり合うこと、そして、その後、2年間、アンダルシア地方の4年物のシェリー樽で後熟されることです。
タプローズ社の1800年代のブレンドレシピに基づきながら、シングルモルト18種類、シングルグレーン4種類を使って、チャールズ・クレイグ氏(1991年までインバーゴードン会長)がブレンドを行いました。
100年以上前から「クラッシックブレンド」と呼ばれていた、モルト65%、グレーン35%でブレンドが行われています。
ボトルの名前に含まれている58/6は、1958年に倉庫で樽原酒が発見されたことと、シンジケート(秘密集団)の人数6を表しています。
そのブレンドウイスキーのうわさがスコッチ好きの間で広まり垂涎の的となりました。1980年代の中ごろまでに時の経過とともにシンジケートの会員数は増えて大きな組織になりました。その会員のために、発売されたボトルがこの貴重なボトルです。
80年代前半のこのボトルが瓶詰めされた当時は、一般販売はなく、その会員だけに配られたボトルでした。
判明している(一部推定)中身のウイスキーには以下のものがあります。
◆モルトウイスキー
グレンファークラス(スペイサイド)
ダルモア(ハイランド)
ブルックラディ(アイラ)
インチガワー(スペイサイド)
グレングラント(スペイサイド)
バルブレア(ハイランド)
ロングモーン(スペイサイド)
タムナヴーリン(スペイサイド)
バルベニー(スペイサイド)
リンクウッド(スペイサイド)
タムデュ(スペイサイド)
◆グレーンウイスキー
カースブリッジ(ローランド 消滅蒸留所)
ノースブリティッシュ(ローランド)
インバーゴードン(ハイランド)* ブレンドを担当したチャールズ・クレイグ氏が1991年までインバーゴードン会長であったことから推定