商品の特徴
Madeira マディラとは
ポルトガルの首都リスボンから南西に1000km、モロッコのカサブランカから西へ545kmの北大西洋の沖に浮かぶマデイラ諸島で造られる酒精強化ワインです。
同じくポルトガルのポート、スペインのシェリーと並んで世界三大酒精強化ワインの一つと数えられています。
ブドウ果汁の発酵途中または発酵後にアルコール度数96%のブランデーを添加して造られる保存性に優れたワインで、出来上がったマデイラのアルコール度数は17〜22度と決められています。
マデイラの最大の特徴はアルコールを強化した後に加熱を行うこと。この製法により独特の香ばしい風味が生まれます。
加熱を行っているため、マデイラは不滅に近いほど長寿で、数百年前のマデイラが現在も数多く残っており、それらは今でも美味しく飲むことができます。
マデイラ・ワインは、ブドウ果汁の醗酵途中で蒸留酒を添加し、酵母を死滅させ強制的に醗酵を止める酒精強化ワインの1種です。
特徴的なのは発酵を停止した後、最低90日間、45 - 50℃程度の比較的高温で熟成させる手法(エストゥファと呼ばれる)または、暑い環境であるワインセラーの上方の階で2年間保存する手法(カンテイロと呼ばれる)のどちらかにより穏やかに加熱熟成されます。
これは大洋を横断する際、熱帯地方を通過したときにワイン樽が暑熱にさらされるが、そのワインが好評だった逸話に基づきます。
マデイラ・ワインの製法・生産は、公的管理機関であるマデイラワイン・刺繍・手工業協会 (IVBAM)によって、ブドウの産地や品種、熟成期間などが細かく定められ、エストゥファ製法の場合はブドウの収穫後2年後の10月31日以降に発売が可能、またカンテイロ製法の場合は収穫後の翌年1月1日を起点に少なくとも3年の熟成を必須としています。
あまりにも長期間、樽の中でワインを保存するのではアルコールが飛んでしまい商品価値を損なうため、長期熟成品は樽での所定の熟成後はデミジョンと呼ばれる編みかごに包まれたガラス瓶に移し替えられて保存されます。
マデイラ・ワインには単一年度産のブドウより製した物の他、ブレンドものも存在し、辛口から甘口、明色から暗色、軽い味わいから重厚な味わいのものといった様々なタイプが存在します。
酒精強化ワインのため当然ながら一般的なワインよりもアルコール度数は高く、アルコール度数17 %から22 %程度のワインとなります。
なお、主に辛口のマデイラ・ワインは食前酒、甘口のマデイラ・ワインはデザートワイン(食後酒)として用いられる傾向にあり、安価なものは料理酒としても用いられることもあります。
Linkwood リンクウッド蒸留所
Cynelish (Brora) と Glendullan と同様に、2つの蒸留所を同じ敷地内に持っていた蒸留所
創業1825年 Peter Brownにより操業開始
* Glenlivet グレンリベット蒸留所が税務署から免許を受け取った翌年には、リンクウッドも公的には操業開始としているが、すでに1821年には創業者により創業されている。
1936年 Scottish Malt Whisky Distillers が所有。蒸留所長にロデリック・マッケンジーが就任。
1945年 所有者John McEwan & Co. Ltd
1971年 新蒸留所 ( Linkwood B ) 操業開始 蒸留器4器を新しい蒸留所内に設置。ウォームタブの替わりにコンデンサーを使用している。
1985年 旧蒸留所 ( Linkwood A ) の操業停止
1986年 所有者 United Distillers
1990年 旧蒸留所 ( Linkwood A ) の操業再開 1年に数カ月のみ稼働
現在は、 新蒸留所 ( Linkwood B ) のみが稼働しており、旧蒸留所 ( Linkwood A ) については、発酵槽だけが使われている。
伝説の蒸留技師 ロデリック・マッケンジー については、職人気質を思わせる伝説が伝わっている。
彼は、ゲール語を話す、一徹者で、ウイスキーの味わいに影響を与える可能性がある環境の変化にはすべて反対したと言われていて、蒸留所内のクモの巣さえも払わせなかったという。
彼が蒸留所長であった時期のリンクウッドはまだ手に入ります。
蒸留所内の冷却水用の貯水池に毎年、白鳥が飛来することから、白鳥を蒸留所のシンボルとして使っている。
現在のディアジオの前身UD社時代1991年に発売された「花と動物」シリーズのラベルも白鳥が描かれています。
参考) Flora & Fauna 花と動物 1991年発売白キャップボトル
1991年発売「花と動物」シリーズのリンクウッド12年のラベル
Meadowside Blending メドウサイド・ブレンディング社
ハートブラザーズの創業者ドナルド・ハートが、息子のアンドリューと共に2009年グラスゴーで立ち上げた新しいボトラーです。
アンドリュー氏はスプリングバンク蒸留所での勤務経験を経て、父とともにメドウサイド・ブレンディング社を立ち上げました。
ドナルド・ハート氏は、兄のアリステアと共に1964年に創業したハート・ブラザーズ社時代を含め、ウイスキー産業で60年を越える経験をもち、
また、スコットランドの名前を高らしめた者に与えられる"a Keeper of the Quaich ”キーパー・オブ・ザ・クエイク"の称号を 1998年に授与されています。
同社オリジナルブランド「ザ・モルトマン」「ザ・グレーンマン」によってシングルモルト、シングルグレーンウイスキーを瓶詰、発売し、商標を受け継いだブレンデッド・ウイスキー「エクスキャリバー」や、ウォッカ等も手がけています。
会社草創期のため、価格が安価に設定されており、ウイスキー愛飲家にとっては、高品質の優れたウイスキーがお買い得価格を手に入れることができる、ボトラーの一つです。
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