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地域 Speyside スペイサイド
蒸留年代 2010年
瓶詰年代 2025年
熟成年数 15年
アルコール度数 49.3 %Vol.
容量 70 cl
Tawny Port (225リットル)
ボトラー Whisky Agency
シリーズ A Taste of Limburg selected by Cafe Meloni
ボトルタイプ Limited: 限定品
  • NEW
  • 残りわずか
  • オススメ
  • 限定品

INCHGOWER 15年 2010 リンブルグフェス出品 高級カフェ「メロニ」向け発売品

販売価格(税込):
22,330
数量:
商品コード:
37-28
商品概要:
12月25日入荷。BELL'Sのキーモルト・インチガワー。爽快なシトラスが特長。オフィシャル花と動物14年と異なるボトラーならではのトウニ―・ポート樽熟成。ルビーポートをオーク樽で酸化熟成させ、リッチな風味と滑らかな口当たりが特徴の甘口ワイン。リンブルグの高級カフェレストランCafe Meloniが「リンブルグの味」として選出した原酒を瓶詰。リンブルグウイスキーフェアにも出品された希少品。
蒸留所/ブランド:
Inchgower(インチガワー)
蒸留所/ブランドURL:
https://caffemeloni.de/
関連カテゴリ:
スコッチウイスキー > シングルモルト > シングルモルト
スコッチウイスキー > シングルモルト > シングルモルト > 現行品・限定品
新入荷
ボトラー瓶詰業者 > ウイスキー・エージェンシー Whisky Agency
輸入業者/販売会社 > スリー・リバーズ Three Rivers
ポイント: 0 Pt

Inchgower インチガワー 15年 トウニ―・ポート(Tawny Port)樽熟成


70 cl   49.3 %vol


ドイツ、リンブルグの高級カフェレストラン Cafe Meloniが「リンブルグの味」として選出した原酒をドイツのボトラーウイスキーエージェンシーが瓶詰。


リンブルグウイスキーフェアにも出品された希少品。225リットルのトウニ―・ポート(Tawny Port)樽で熟成されており、瓶詰数も少なく、Cafe Meloniに納品された分を除いてほとんどがドイツ国内で消費されており、スリーリバーズによる日本輸入数も僅かの希少品です。


このボトルの原酒を調達し、瓶詰したドイツの「ウイスキーエージェンシー」は、今や世界的に有名になった、リンブルグウイスキーフェアーの運営に携わるメンバーが立ち上げたブランドです。今までに築き上げたヨーロッパ中のネットワークを駆使して、スコットランドにある良質の樽を買い上げ、ボトリングをしています。彼らの狙いはもちろん、良質の樽のみをボトリングしリリースすることで、すべてのサンプルを試し、慎重に樽選びを行っています。良質の樽原酒と判断した原酒だけを購入し、抱き合わせで他の樽原酒を購入しないため、蒸留所から提示されれう価格は当然、高額になります。それが小売価格にも反映し、他のボトラーのものに比べ、自然と高額になります。


Category Single Malt


Distillery Inchgower


Bottler The Whisky Agency


Bottling series A Taste of Limburg selected by Cafe Meloni


Vintage 2010


Bottled 2025


Stated Age 15 years


Cask Type Tawny Port Barrique


Strength 49.3 %


Size 700 ml


Bottled for Whisky Messe Limburg 2025


Main Market Germany

数量:

商品の特徴

Inchgower インチガワー蒸留所

近隣:エルギン市から東へ25km、オルトモア蒸留所から北に12km、グレングラッソウ蒸留所から西に15km


創業1871年 オーナー Alexander Wilson & Co.


1936年 オーナー会社倒産、地元の公的な委員会が買収


1938年 Arthur Bell & Sons社が買収


1985年 Arthur Bell & Sons社がギネスに買収される


1987年 ギネス社が業界最大手のDCLを買収し、UDV (ユナイテッド・ディスティラーズ&ビントナーズ) を組織して、傘下の蒸留所、ブレンド会社を管理。 


1991年 UDV社が「花と動物」シリーズ22本を新発売


1997年 ギネスとグランドメトロポリタン社が合併し、世界最大の酒類製造会社 Diageo の誕生

冷却フィルターについて

このボトルは冷却フィルターを使っていません。


写真は、典型的な形の冷却フィルター Plate & Flame filters


一般的にアルコール度数が低いウイスキーは低温になると、高級脂肪酸エステルや不飽和脂肪酸のわた状の塊や濁りが生じるために、それらが冷却フィルターで取り除かれます。


通常、43%を下回るスコッチウイスキーは、瓶詰前に冷却フィルターを行っています。


 


冷却フィルターを掛ける主な理由は2つあります。


ひとつは、製品の見た目の問題です。


アルコール度数が40%から43%の場合、温度が4°C程度以下になると、瓶の中の液中に「紐のようなもの」「濁りのようなもの」が現れ漂うことがあります。


それは、不飽和脂肪酸であり、また、高級脂肪酸がエタノールと化合して生成される油性成分の高級脂肪酸エステルです。


度数の高いものだと、液中に溶解していて、何も問題を引き起こしませんが、温度が下がると、不溶化して、表面を浮遊したり、ウイスキーに濁りを引き起こします。


瓶の中に「紐のようなもの」「濁りのようなもの」が現れると、見た目が悪く、消費者に、劣化しているのではないか、と疑われます。


それを避けるために、瓶詰前に、それらの原因となる不飽和脂肪酸や高級脂肪酸エステルを、冷却フィルターによって取り除きます。


 


もう一つの理由は、品質の問題です。


「紐のようなもの」「濁りのようなもの」として現れる高級脂肪酸エステルが瓶中の酸素と反応して、不快な油臭を発生することがあるため、その原因となる高級脂肪酸エステルを冷却フィルターで取り除き、品質の劣化を未然に防ぐことができます。


Signatoryのun-chill-filtered collectionは、46度ですが、冬場であっても、紐のようなもの、濁りのようなものが現れたのを、私は見たことはありません。


55度を超えるようなものは冷却フィルターを掛ける必要がないため、un-chill-filtered の表記がなくても、フィルターは掛けられていません。


46度~55度の間のものも、「紐のようなもの」「濁りのようなもの」が現れることは非常に稀なため、フィルターを掛けていないと思われます。


43~46度の間は、大手の製造業者のものは、un-chill-filteredの表記がなければ、掛けています。ただ、小規模業者のものは冷却フィルターを駆けるとは限りません。


その理由は、下に掲げるお金の問題があるからです。


 


◆瓶底に析出する「澱」について


モルトウイスキーに限らず、ブレンドウイスキーでも、オールドボトルなどでは、瓶底に「澱」が出ているのを見かけます。


その澱は香味成分が析出したものです。香味成分は高級アルコール(麦汁中の糖とアミノ酸からウイスキー酵母によって造られます)と酸が反応してできるエステル類です。


その澱は、品質が良いウイスキーの証です。瓶底に降りているため、瓶中の空気に触れないので、品質劣化を引き起こしません。


シグナトリーの Cask Strength Collectionや、ケイデンヘッドのAuthentic Collectionなどは、発売されてから数年経つと、瓶底に「澱」がたくさん出てきます。


その澱となる成分は、冷却フィルターを掛けると取り除かれ、澱にはなりません。


 


◆冷却フィルターを掛けるには、コストが掛かる


ウイスキー蒸留所が冷却フィルターを掛けるかどうかは、経営問題にかかわります。


冷却フィルターを掛けるのには、冷却するための電気、フィルターの材料(珪藻土)、労力が必要で、コストがかかるからです。


どの程度まで温度を下げるか、0-4度程度か、5度-10度か、あるいはマイナス10℃程度か、フィルターの層を何層にするかなども、コストと実際の効果を天秤に量る必要があります。


グレンモーレンジではフィルターにかける前に冷やしたウイスキーを約3時間放置するそうです。長いところでは、24時間放置する蒸留所があるそうです。


 


◆冷却フィルターを掛けないものの方が、掛けたものより美味か?


このことについては、ウイスキー業界のプロ、一般消費者を対象とした実験結果によって明らかになっています。


結論的には、熟成期間の短いもの(3年程度)の場合は、「冷却フィルターを掛けた方が美味しく感じられる」という、検証結果が得られています。


加水無しの長期熟成ウイスキーではどうかについても検証結果が出ており、「掛けても掛けなくても変わらない」。


その違いを感じ取れる人はいなかったということが判っています。


つまり、「冷却フィルターを掛けることによって取り除かれる香味成分は、業界のプロ、一般の消費者に限らず、人間の味覚では感じられない」という結論です。


結論的には、冷却フィルターを掛けると、先にお知らせした、瓶中の酸素に触れると不快な油臭を発生する原因となる高級脂肪酸エステルをろ過するので、むしろ、冷却フィルターを掛けた方が良いということになります。


「冷却フィルターを掛けていません」という言葉は、一見、品質重視を謳っているように見えて、実は、むしろ、ウイスキーマニア向けに、熟成庫に眠っていた原酒そのままであるという、ある種のロマンを感じさせるための巧妙な宣伝文句となっている、という点を知っておく必要があると思います。

タウニーポート(Tawny Port)

トウニ―・ポート(Tawny Port)は、ポルトガル産の酒精強化ワイン「ポートワイン」の一種で、ルビーポートをオーク樽で長期間熟成させることで、琥珀色(トウニ―色)に変化し、ナッツやキャラメル、ドライフルーツのような複雑でリッチな風味と滑らかな口当たりが特徴の甘口ワインです。


色が茶色っぽいのは、熟成の過程で酸素とのコンタクトがあるからで、樽熟成させる際にはあえて一緒に樽の中に酸素を含めます。


ワインはすでに酸素とコンタクトがある作りのため、開栓後も酸化しにくく、品質が安定しやすく、6ヶ月ぐらいは質が失われません。食前酒やデザートワインとして、またチーズなど幅広い料理と楽しめます。


多くはやはり3年程度の熟成で市場に出回るりますが、トウニ―・ポートも、ルビー・ポート同様、さらに熟成期間が長いランクの高い物があります。


写真は、キンタ ・ダ ・ガイヴォーザ ・10年・トウニー/QUINTA DA GAIVOSA PORTO 10 ANOS TAWNY


有名ワイン産地ドウロでベスト生産者に選出のされた家族3世代よって造りあげられる琥珀色のポートワイン。10年の歳月をかけて造られるワインはまさに芸術そのもの。エレガントで上品なドウロを代表するポートワイン。超有名人気エステート。

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