軽やかで、すがすがしく、新鮮で曲(くせ)のない、食前酒として一番にお薦めする、素晴らしい綺麗なウイスキー
動物は、蒸留所近隣の森に住む Great Spotted Woodpecker アカゲラです。
Mannochmore マノックモア蒸留所 所在地
1971年にブレンドウイスキーで有名なヘイグ社によって、グレンロッシー蒸留所の隣に建設
1985年から1989年まで操業停止、1995年にも操業停止
2007年まではグレンロッシー蒸留所の技師が、グレンロッシーとマノックモアを交互に操業していたが、現在はそれぞれの蒸留所の専属蒸留技師によって運営されている。
2013年 ディアジオ社の拡張計画により、蒸留器を2器増設、発酵槽を増設
マノックモア蒸留所を含め、ディアジオは傘下の蒸留所の拡張計画を2013年に発表しています。
http://whiskymag.jp/diagioexpands/
ディアジオは新しいモルトウイスキー蒸溜所の建設予定地としてハイランド地方のアルネスに近いティーニニックを発表した。
同社からはスペイサイド地域のスコッチウイスキー生産についても、拡張計画における大きな新段階の発表があった。これらはすべて、昨年開始された10億ポンドの5ヶ年投資計画の主なプロジェクトだ。
新蒸溜所では最大20人の新規雇用を予定し、同社の既存のティーニニック蒸溜所に隣接するが、独自の名称と個性を持つことになる。同地域には5,000万ポンドが投資され、銅製ポットスティル16基による新蒸溜所のスピリッツ生産能力はおよそ1,300万リットル/年の予定だ。敷地内にはバイオエネルギープラントも建設されて、副産物をグリーンエネルギーに変換して蒸溜所の動力源にする。
同時に、ディアジオには1,200万ポンドを投資して既存ティーニニック蒸溜所の生産能力をほぼ倍増する拡張計画もある。新蒸溜所と拡張後のティーニニック、2つの蒸溜所で生産されるシングルモルトウイスキーは、一連のディアジオブレンデッドスコッチウイスキー製品に使用される。
同社は事業計画の申請書をハイランド・カウンシルに提出する予定で、2014年には新蒸溜所の建設に取りかかることを目標としている。
さらに同社は、ダフタウンにあるモートラック蒸溜所の生産能力を大幅に増強するプロジェクトを含め、およそ3,000万ポンドを投資してスペイサイドに新規生産設備を追加する計画も発表した。この計画にはモートラック蒸溜所の特徴であるユニークな2回半蒸溜システムに倣った新規スティルハウスの建設が含まれる。
この計画のもうひとつのポイントは、グレンダラン蒸溜所に嫌気性消化プロセスの併産物を処理する新規プラントを建設することで、バイオガスを生産して同蒸溜所の動力源に利用する。スコッチウイスキーの生産増加による増加する併産物の処理が期待されるため、この新規プラントは将来のスペイサイド蒸溜所拡張計画の重要な要素となる。
これらの開発とリンクウッド、マノックモア、グレンダラン、ダルユーイン、ベンリネス、インチガワー、クラガンモア、グレンエルギンの各蒸留所の拡張及びアップグレードプロジェクト、さらにダルユーイン、グレンロッシーの新規バイオエネルギープラントを含め、ディアジオによる最近のスペイサイド地域への投資は合計4,000万ポンドを上回る。同社はスコットランドの他地域でも、10億ポンドの投資計画の一環として、ミュア・オブ・オードに近いグレンオードの大規模な拡張計画のほか、カークカルディ付近のクルニーでは新規貯蔵庫の建設を進めている。
ディアジオのモルト蒸溜ディレクター、ブライアン・ヒッグス氏は「スコットランドにおける当社スコッチウイスキー生産能力の拡張に向けて、新計画を発表できることを嬉しく思います」と述べた。
「新たな蒸溜所のために検討した用地3ヵ所はいずれも素晴らしい可能性を持っていましたが、調査の結果、開発の際に重要視される物流の面でティーニニックがわずかに抜きん出ていました。また、これはアルネス周辺の地域経済にとって大きな投資でもあります。当社はハイランド・カウンシルや地域自治体と積極的に協力しつつ計画を進めてゆくことを非常に光栄に思い、また楽しみにしております」
今回のスペイサイドへの投資に関連してヒッグス氏は「モートラック蒸溜所はディアジオの重要な蒸溜所のひとつであり、当社ブレンデッドスコッチウイスキーに使用される最高品質のシングルモルトウイスキーを生産しています。当社はこの蒸溜所を発展、拡張できることを喜ばしく思っています」と付け加えた。