ベンロマック蒸留所 オーガニック ORGANIC
有機大麦と無農薬で育てたオークを使用した樽で熟成した真の有機ウイスキー
ジム・マーレイ著書の「ウイスキーバイブル」2018年度版にて、リキッド・ゴールド賞 超高得点の95.5点を獲得!
ベンロマック蒸留所のオーナーGordon & Macphail ゴードン&マクファイル社が、原材料の栽培から蒸留、ボトリングにいたるまでの、全てにおいて英国土壌協会が厳格に定める基準を満たし、その認証を得ており、生産の全工程において細部まで徹底管理されたこだわりの商品。
原料や酵母だけでなく樽のかけらやウイスキーのサンプルまで、商品化までの全工程が検査対象になっています。世界で初めて認定を受けた、正真正銘のオーガニックモルトウイスキーです。同協会認可を示すマークが、外装缶の後部についています。
こちらのボトルはゴードン&マクファイル社と日本国内での正規代理店販売契約を結んでいるジャパンインポートシステム社による輸入品です。
<テイスティングノート>
色合い:オーク新樽由来の金色に輝くブラウン。
香り:麦の香りから始まり、息を吸い込むとバニラやトフィー、バナナの風味が加わります。
味わい:クリーミーな味わいに胡椒、甘いフルーツ、とりわけ熟れたバナナの味わいが広がります。
加水するとコーヒーやココアの香ばしさが加わり、見事なバランスの味わいから滑らかで長いフィニッシュへと続きます。
SOIL ASSOCIATION 英国土壌協会
イギリスのオーガニック製品の認証機関。
「健康な土壌が健康な植物を育み、それが健康な体を生んでいく」
との基本理念をもとに1946年英国土壌協会として設立。
本部は、英国のブリストル。
設立から50年を超えた今では、イギリスのオーガニック製品の
約80%がソイル・アソシエーションの認定を受けています。
ECの一般的なオーガニック基準よりも項目が細かく、多岐にわたっており、
1つ1つの項目に関わる審査が厳しい事でも有名な団体とのことです。
Benromach ベンローマック蒸留所 (「ローマック山」という意味です)
所在地 Invererne Road, Forres, Moray, IV36 3EB
Gordon & Macphail(GM社)に所有権が移ってから蒸留器は小さい蒸留器に新調されたにもかかわらず、1950年代以降、Distillers Company Ltd、United Distillers が製造してきたウイスキーと似ている。このことはスコッチ業界のミステリーのひとつで、蒸留所を取り巻く微妙な環境が原因ではないかという、推考もされている。
GM社は、ピート使用量を増やして燻した麦芽を使った製品や、有機原料と天然樽 (Virgin American Oak) を使ったオーガニック・ウイスキーや、酒精強化ワイン樽を後熟に使った各種のフィニッシュものをリリースしており、それらが成功したことによって、GM社はその方向に一層、力を注いでいる。
製造能力 年間13万5千リットル(ピュア・アルコール換算)
発酵時間 3-5日
シングルモルトとしての使用率 98%(2%がブレンドウイスキー用)
1回の製造工程(one batch)で使用する粉砕麦芽の量 1.5トン
麦芽のフェノール値 12ppm
水源 Romach Hills ローマック丘のチャプルトンの泉
糖化槽 セミローター式(*写真参照)
麦汁の透明度 曇っている(*麦汁が曇っていると、比較的重厚なスピリッツができる)
酵母 ディスティラリー酵母(蒸留酒用酵母)とブリューワーズ酵母(醸造酒用酵母)の併用
麦芽 スコットランド国内産大麦から製麦したものを、Bairds社、Crisp社、Boornalt社から調達
発酵槽 唐松(カラマツ)製 4槽(合計1万1千リットル)
初留釜 プレーン型1器 / 容量1万リットル / 仕込量7,500リットル
再留釜 ボール型1器 / 容量6,000リットル / 仕込量4,500リットル
加熱方式 間接式 水蒸気パネル 加熱
冷却器 シェル&チューブ
ニューメークスピリット度数 70%
樽詰度数 63.5%
熟成庫 ダンネージ式3庫(8千樽を貯蔵)
1898年 創業 Duncan McCullam と F.W. Brickmanが、当時の大手ウイスキー商 Alexander Edward から、マレイシャーのフォレスの土地を借りて蒸留所の建設を開始
1900年 蒸留所の建設が完了し、操業開始したが、すぐに操業停止。
* その後、所有者が、Macdonald Greenlees, Joseph Hobbs, National Distillers of America, DCLへと変わっていく。
1907年 Duncan McCullam が Forres Distillery 「フォレス蒸留所」と名称変更し、操業再開
1910年 操業停止~1918年第一次大戦終戦まで
1931年 操業停止
1938年 Joseph Hobbs(Lochside ロッホサイド蒸留所オーナー)が買収
1953年 Distillers Company Ltd.が買収。フロアーモルティング取り止め。
1983年 ウイスキー業界不況で多くの蒸留所と共に閉鎖
1993年 Gordon & Macphail ゴードン&マクファイル社が買収
1998年 チャールズ皇太子臨席の下、蒸留所操業再開記念式を開催し、操業再開
1999年 観光案内所を設置
2006年 ベンロマック オーガニック Organic 発売開始
2009年 ベンロマック10年を発売開始
2018年7月4日 Red Door Gin 発売開始
◆ キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ3 KILKERRAN HEAVILY PEATED
2016-2020年。フェノール値84ppm麦芽 ピート・イン・プログレス”シリーズ第3弾 70cl 46%
84ppmのヘビリーピーテッド麦芽を使用した“ピート・イン・プログレス”シリーズの第3弾です。
ヘビリーピーテッドのファーストヴィンテージとなる2016年蒸溜の原酒のみを使用。
年に2回、熟成期間を伸ばしながらのリリースで、キルケランの成長をお楽しみいただけます。
今回のバッチは、バーボン樽が80%、シェリー樽が20%使用されています。
香りはシトラス、ピートでスモークしたアップル。
潮の香りと焼きマシュマロ、イエローフルーツ、ダンネージの土の香りが広がります。
味わいはビスケット、バター、リコリスやフェンネル。フルーティなピートスモークが徐々にドライに変化し、アップルパイの甘味と混ざり合います。
フィニッシュに再びピートが現れ、長い余韻が続きます。
今回のバッチはバッチ2と比べ、モルトと潮の風味が強く感じられ、バッチを重ねる毎に変化する味わいがお楽しみいただけます。
世界で9,000本のリリースで、日本への入荷は600本です。
★キルケラン(Kilkerran)
キルケラン(Kilkerran)はキャンベルタウンに2004年にオープンした「ミッチェルズ・グレンガイル蒸溜所」のシングルモルトウイスキーです。
グレンガイルは、1925年に閉鎖されたオリジナルと同じ敷地に立てられています。
姉妹蒸溜所であるスプリングバンクでフロアモルティングしたライトピート麦芽(約15ppm)を使用し、
2回蒸溜でつくられるキルケランの生産量は10万リットルほどで、
年に3ヶ月ほどスプリングバンクの職人により蒸溜されています。