商品の特徴
Leaflet in 1980s
TOBERMORY DISTILLERY トバーモリ蒸留所
トバーモリーの意味は「メアリーの井戸」
取水源は、ミニッシュ湖と周辺の湖から流れでるレチェグ川の支流のGearr Abhainn ギアー川
麦芽は外注で、フェノール値は、トバーモリー用はライト・ピーテッド 2ppm / レチェグ用はヘビー・ピーテッド 35ppm
糖化槽(マッシュタン)は鋳鉄製で蓋は銅製。
発酵槽(ウォッシュバック)は木桶4槽。容量は25,000ℓ。
蒸留器は4器。サイズは標準的なサイズで、初留器が20,000ℓ、再留器が18,000ℓ。
型はボール(バルジ)型で、底部とネックの間に風船のような膨らみを持つ。
熟成庫は、限定特別品のための熟成庫を持つが、その他の熟成はディーンストン蒸留所の熟成庫で行っている。
1798年 地元の昆布商人John Sinclairが創業
1823年 税務署から蒸留免許を取得(酒税法改正の年で、グレンリベット蒸留所より1年早い)
1890年 John Hopkins & Co. が買収
1916年 Distillers Company Ltd.がジョン・ホプキンス社を買収
1930年 - 1972年 閉鎖
1972年 - 1975年 操業
1975年 - 1978年 閉鎖
1978年 - 1981年 操業
1982年 閉鎖
1992年 閉鎖中のトバーモリー蒸留所の操業再開および税金対策のために資金調達会社 The Spirit of 1992 PLC が立ち上げられた。
1993年 10年ぶりに操業再開。その際に蒸留した原酒のうち、150,000 litres を資金調達会社が保有し、その他の原酒と蒸留所は Burn Stewart社に£800,000で売却された。
1998年 操業再開から5年が経過し、調達会社の保有していた原酒の大部分がブレンダーに売却され、20樽のHogshead樽原酒 を残し、888本が瓶詰め販売された(Shareholders of Spirit 1992 ISLE OF MULL)。
2002年 CL Financial 社(トリニダード・トバゴ)がBurn Stewart社を買収
2003年 CL Financial 社が、Bunnahabhain Distillery と Black Bottle ブランドを買収
2013年 現オーナーDistell 社(南アフリカ)がBurn Stewart社を買収
トバーモリー蒸留所のポットスティル
蒸留器は4器。サイズは標準的なサイズで、初留器が20,000ℓ、再留器が18,000ℓ。型はボール(バルジ)型
ボール(バルジ=底部とネックの間にある風船のような膨らみ)の役割 初留器には、モロミが濾過されずに投入されるため、酵母などの様々な内容を含んだ状態になっており、加熱されることで、酵母からアミノ酸や脂肪酸エステルなどが溶出し、それらにより泡立ち状態の泡沫相ができる。そこでは、含硫アミノ酸分解など酒質を強めるような反応が起こり、複雑な反応が起こっているが、その泡沫が破裂することで、霧状ミストになる。そのミストには本来蒸留されないような高沸点成分や固形成分が含まれており、そのミストの発生量をコントロールすることが初留の重要な作業となる。そのミストの原因となる泡立ち具合を目視するために、釜の中を見ることができる「サイトグラス」が取り付けられている。ノックデュでは珍しく2つのサイトグラスが付けられている。
また、釜の中で銅を触媒として様々な香味成分が形成される他、アルコール蒸気中に含まれる硫黄化合物と銅が反応することで、不快な香気成分である硫化メチルや二硫化メチルなどの「オフ・フレーバー」を除去・分離できる。一例としては、硫化水素(腐った卵臭)に酸化銅が反応して硫化銅(黒い固形物)と水が生じて、硫化水素が取り除かれる。
AD ラトレー社
AD ラトレー社は、1868年に設立されました。ウイスキー卸売会社として、当時数多くのウイスキーブランドの正規販売代理店として活動しました。
その後何回かの吸収・買収を経て、2004年モリソン・ボウモア・ディスティラーズのティム・モリソン氏が先祖のアンドリュー・デュワーラトレーが設立したデュワーラトレー社を受け継いでボトラーとして事業開始。
2011年には、モリソングラスゴー蒸留会社として新発足。Morrison Glasgow Distillers (MGD)を立ち上げ、グラスゴーのドックの跡地にCLYDESIDE DISTILLERYを2016年建設、翌2017年11月6日に最初の蒸留が行われました。
一方、ボトラーとしてのA.D.RATTRAYは、2011年にエアーシェアーのカーコスウォルド(ガーバン蒸留所・アイルサベイ蒸留所の北北東10km、ターンベリー城の東5km)にWhisky Experience & Shopを開設し、会社事務所とブレンド実験室とショップを移転しました。
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