商品の特徴
FLORA Bocquet 「タカネマンテマ」
ラベルは静岡県在住のアーティスト・藤森 有規子さん
選ばれたFAUNA(動物)は「タカネマンテマ」といい、南アルプスの限られたエリアにだけ生育する希少な高山植物です。
ライチョウは古来より信仰の対象となってきた高山帯を象徴する鳥です。氷河期に分布が南に拡大したあと、暖かくなるにつれて北に後退する中で、高山帯に取り残された集団が日本のライチョウと考えられています。主な食物は高山植物(ガンコウラン、コケモモなど)の芽や種子などです。メスは6月にハイマツなどの根元など地上に窪みを作って巣にします。卵が孵化するまではオスも見張りをしますが、子育ては基本的にメスのみです。
ライチョウの生息数は1980年代に3,000羽と推定されていましたが、2000年代には約2,000羽弱と減少したと推定され、環境省4次レッドリストにおいて、絶滅の危険性が増大しているとされる絶滅危惧Ⅱ類から近い将来における野生での絶滅の危険性が高いものとされている絶滅危惧IB類にカテゴリーが引き上げられました。現在、日本では頸城(くびき)山塊、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、南アルプス、中央アルプスで生育しています。
近年、南アルプス北部の白峰三山周辺で減少傾向がみられています。
ライチョウの減少の要因として考えられることは、1.気候変動による環境・植生の変化、2.登山者の増加、3.山岳環境の汚染に起因する感染症の原因菌などの侵入、4.従来生息していなかったニホンザルやニホンジカなどの進入のより、高山植物が採取されることによる生息環境の劣化、5.捕食者となり得る種(キツネ、カラス等)が生息地へ分布拡大による影響が挙げられています。
近寄ることが非常に困難な井川蒸留所
【Dessin Series:Flora & Fauna とは】
井川蒸溜所を取り巻く南アルプスの環境は永い時間を経て様々な生き物によって調和した生態系を保っています。
ウイスキーも同様に、造り手による原酒づくりをはじめ様々な原酒のブレンドにより香りや味が調和した状態を創り上げています。
これらに共通する「調和」が私たちの目指す12年物のウイスキーであり、それまでのプロセスを表現したものが本デッサンシリーズです。
これに続くリリースは、これらの調和を構成する要素を南アルプスの生態系の種で表現しシリーズのラベルに付与していきます。
ノンピートモデルのFlora(=植物モチーフ)と、その対となるピーテッドモデルのFauna(= 動物モチーフ)が集まり、徐々に私たちの目指すビジョンを完成させていきます。
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