★ Alistair Walker Company アリスター・ウォーカー・ウイスキー・カンパニー
「アリスター・ウォーカー・ウイスキー・カンパニー」は2018年に創業したインディペンデントボトラーです。
創業者のアリスター・ウォーカーは、グレンアラヒー蒸溜所を手掛けるシングルモルト界の伝説的プロデューサー、ビリー・ウォーカーの息子で、長きに渡りベンリアック蒸溜所で経験を積んだ実力派です。
1つの蒸溜所の枠に留まらず、広くカスクセレクトができるインディペンデントボトラーという立場で、父ビリー・ウォーカー譲りの卓越したテイスティング能力を思う存分生かしたカスク選びに、非常に注目が集まっています。
また、シングルカスクをカスクストレングスでトリングしています。
アリスター渾身のセレクト第2弾!から唯一のシェリー樽熟成品をご堪能下さい。
Allt-a-Bhainne オルタベイン14年 1997 59.9%vol 700ml
地域:スペイサイド
カスクタイプ:リフィル・シェリーパンチョン(シェリー樽の14年間のフル・マチュレーションによる厚みのある味わい)
香:フルーティ、フローラル、アーモンド、トフィーポップコーン
味:ハチミツ、キャラメル、ナッツ、シリアルクランチ、クッキー&クリーム
フィニッシュ:クリーミー、スパイシー
Allt-a-Bhainne オルタベイン蒸留所
所在地:ベンリネス山の南東の麓(ベンリネス蒸留所の南7km、グレンリベット蒸留所の北東13km)
全ての設備が一つの部屋の中に納められていて、片端に糖化槽があり、片端に4器の蒸留器がある。
元々、ブレンド用として軽やかで香り高いモルトウイスキーの製造目的で建設された蒸留所だが、最近のウイスキーブームで、ヘビーピーテッドモルトウイスキーも時々製造している。
シングルモルトとして瓶詰されたボトルを見ることは稀で、その稀なボトルの1本がこのボトル。
1975年 シーバス・ブラザーズがシーバス・リーガルのブレンド用モルトウイスキー供給のため建設
1989年 蒸留器を2器増設して、4器となる
2001年 ペルノ・リカールが蒸留所を買収し、蒸留所をシーバスブラザーズの参加に置く。
2003年 蒸留所閉鎖
2005年 シーバスリーガルブレンド用モルトウイスキー供給のため操業をフル稼働で再開
製造能力:年間420万リットル/ピュア・アルコール換算
水源:仕込み水はベンリネス山の泉。冷却用水はメインズ川の水
ウイスキー酵母:マウリ社製の液体酵母
発酵時間:48時間
熱源:2器の初留基と1器の再留基は外部熱交換器、もう1器の再留基は間接水蒸気加熱
糖化方法:伝統的なインフュージョン法:マッシュ(麦芽と温水の混合物)を、糖化酵素が働きやすい65°C程度に設定して、糖化槽の下から麦汁を濾過して抽出する。2回目、3回目は、同じ原料麦芽により高い温水を加えて、麦汁を濾過、抽出する。
糖化槽のサイズ:直径6.7m
粉砕麦芽の仕込み量:9トン
麦芽のフェノール値:1ppm以下
発酵槽:ステンレス製8槽 容量42,000リットル/8槽合計
初留基:2器 オニオン型(ラガブリンと同じ) 容量:21,000リットル
再留基:2器 バルジ型(グレンファークラスと同じ) 容量:13,000リットル
ニューメイク・スピリッツのアルコール度数:68-70%vol
冷却槽:シェル&チューブ式で、熱を再利用するための設備が備わっている。
オフィシャルのシングルモルトの販売は一度もない。
蒸留されたスピリッツは、グレンキースの熟成庫で熟成されている。