Glengarioch グレンギリー9年 1990
CADENHEAD'S AUTHENTIC COLLECTION
Distilled: 1990
Bottled: July 1999
Age: 9 Years Old
Cask Type: Bourbon Hogshead
60.2% ABV / 70cl
Bottle Number: One of only 318 bottles released
Retailer: Loch Fynn Whiskies, Inveraray (Oban蒸留所の南東40km)
Glen Garioch グレンギリー蒸留所
所在地:オールドメルドラム、アバーディーンシャー
隣接蒸留所:アードモア、グレンドロナック、グレンアギー(閉鎖)
仕込み水:パーコック丘の泉
1797年 創業者:トーマス・シンプソン。
1837年 John Manson & Co. が買収。
1908年 VAT69の製造元 William Sanderson社が買収。
1933年 Sanderson & Son 社がジン製造会社 Booth's Distilleriesと合併。
1937年 Booth's DistilleriesをDistillers Company Ltd.が買収。
1968年 DCLが閉鎖グレンギリー蒸留所の閉鎖を決定。
当時、ウイスキー産業の主力商品であったブレンドウイスキー用のヘビリー・ピーテッドウイスキーは、ブローラとグレンギリーで製造されていたが、グレンギリーは水の調達が永年の問題であったため、DCLがグレンギリーを閉鎖し、一方のブローラの操業再開を決定。
1970年 ボウモア蒸留所のStanley P. Morrison社が買収。占い棒を使う水脈占い師を雇い入れ、水脈を発見。
1973年 製造再開。占い師が発見した水脈のおかげで製造量が増大。ピーテッド・モルトウイスキーを製造開始(~1995年まで)。
1978年 蒸留器を2器から3器に増設。自社精麦を取り止め。訪問案内所(ビジッターセンター)設置。
1982年 ガス加熱式に変更。
1994年 サントリーが買収。
1995年 2年間操業停止(~1997年まで)。ピーテッド・ウイスキーの製造を取り止め。
2009年 商品ラインを一新、1979 Founder's Reserve, 12年, 1978 Vintage Reserve, 1990 Vintage Reserveを発売
2013年 Virgin Oakを発売
現在は、ピーテッドウイスキーを少量製造している。
(トリビア①)1968年のモリソンボウモア社の買収により、ボウモアで使われていた廃熱利用システムを導入。地元の温水プールと、2エーカーのトマト栽培用ビニールハウスの熱源となっている。
(トリビア②)サントリー広報部にいた、開高健のお気に入り蒸留所。