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地域 Islands アイランズ
蒸留年代 1993年3月
瓶詰年代 2015
熟成年数 21年
アルコール度数 48.2%vol
容量 70cl
Single American Oak Bourbon Barrel #238 (200リットル)
ボトラー Caremory Whisky カーモリーウイスキー
ボトルタイプ Limited: 限定品

8月14日~特売 Caermory 21年 (1993年3月トバーモリー再開時の原酒)

通常価格(税込):
29,216
販売価格(税込):
24,057
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
商品コード:
106-17
商品概要:
資金調達会社The Spirit of 1992PLCによって1993年にトバーモリー蒸留所が操業再開した際に蒸留したスピリッツのうち、新オーナー会社Burn Stewartに売却せず、資金調達会社を立ち上げた3人のうち一人が倉庫で保管していた樽を21年後に瓶詰したもの。瓶詰数は約280本。瓶詰はハンターレインに依頼しています。Jim Murray氏はこのボトルを"Liquid Gold"と称賛。
蒸留所/ブランド:
Tobermory(トバーモリ)
蒸留所/ブランドURL:
http://www.caermorywhisky.com/
関連カテゴリ:
アーカイブ 保管庫 (売切)
ボトラー瓶詰業者 > ハンターレイン社 Hunter Laings
貴重品
ポイント: 0 Pt

Caermoryとは、架空の名前。


ウェールズ語の「要塞」という意味の言葉 caerと、Tobermoryの後ろの部分moryをくっ付けた造語


 


Caermory 21年 1993-2015 700ml 48.2%vol


熟成樽:Single American Oak Bourbon Barrel #238 (200リットル)


1982年から閉鎖していたトバーモリー蒸留所の再開と税金対策のために、1992年にトバーモリー蒸留所のオーナーStewart Jowettと、アイル・オブ・アラン蒸留所オーナーで、前ペルノリカール社員 Harold Currie と、税理士 Derek Hewson の3人を中心に事業拡大計画が立ち上げました。


その事業拡大計画は、国の支援を受けることとなり、資金調達会社The Spirit of 1992PLCが設立されました。その会社に投資した人は、その投資によって得た利益について税金が控除される特権が与えられました。


1992年9月16日、ちょうどこの日は「ブラック・ウエンズデーの日」で、英国の通貨スターリングが急落し、ヨーロッパ為替相場メカニズムから離脱した歴史的な経済危機が起こった日であったが、幸運なことに、75万ポンド(1億7千万円)が集まりました。


1993年3月に蒸留が約10年ぶりに再開。蒸留を終えると、蒸留したスピリッツ15万リットルを投資会社が保有し、トバーモリー蒸留所と熟成庫に眠る原酒はバーン・スチュワート社に売却されました。


1998年に5年熟成のsingle malt Scotch whisky from the Isle of Mullを888本発売。当時はカーモリーの名称ではありませんでした。


1992年にトバーモリーの事業拡大計画を立ち上げた3人のうちの一人税理士 Derek Hewsonはホッグスヘッド樽原酒を20樽保有していて、後にカーモリーの名前で3回ボトリングして販売しました。15年と20年と、このボトルの21年。


ボトリングは Huner Laing & Co. ハンターレインに依頼しています。瓶詰数はそれぞれ280本。Derek Hewsonが保有していた残りの17樽の原酒は、ハンターレインに卸売りされました。


 


【テイスティングメモ】


非常に綺麗で、雑味がなく、長期熟成による味の厚みがあり、同時に、華麗な新鮮味も兼ね備えている。


色は、透明な淡い金色。


香りは、フルーティで木の香り。柑橘、レモン、ゼラニウムの花、ミント。青りんご。クリーム、バニラ香、ミルクチョコレート。麦芽、ふすま(ぬか)、作り立ての縄。


味わいは、口触りがしっかりして粘性がある。焼いたフルーツのフルーティさ。わずかにナッツ。甘く、滑らかで、口に優しく、香辛料、クローブの味。


後口は、爽やかで、雑味がない、わずかに甘く、後の方で、草の感じが口に広がり、ちょうどよい長さ。水を一滴加えるともっとフルーツ香、フルーツの焼き菓子、桃、オレンジ、革の香りが開く。


テイスティングノートから、中身はTOBERMORYと推定できます。

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商品の特徴

トバーモリー蒸留所 蒸留器 Pot Stills

蒸留器は4器。サイズは標準的なサイズで、初留器が20,000ℓ、再留器が18,000ℓ。型はボール(バルジ)型


ボール(バルジ=底部とネックの間にある風船のような膨らみ)の役割                                   初留器には、モロミが濾過されずに投入されるため、酵母などの様々な内容を含んだ状態になっており、加熱されることで、酵母からアミノ酸や脂肪酸エステルなどが溶出し、それらにより泡立ち状態の泡沫相ができる。そこでは、含硫アミノ酸分解など酒質を強めるような反応が起こり、複雑な反応が起こっているが、その泡沫が破裂することで、霧状ミストになる。そのミストには本来蒸留されないような高沸点成分や固形成分が含まれており、そのミストの発生量をコントロールすることが初留の重要な作業となる。そのミストの原因となる泡立ち具合を目視するために、釜の中を見ることができる「サイトグラス」が取り付けられている。ノックデュでは珍しく2つのサイトグラスが付けられている。


また、釜の中で銅を触媒として様々な香味成分が形成される他、アルコール蒸気中に含まれる硫黄化合物と銅が反応することで、不快な香気成分である硫化メチルや二硫化メチルなどの「オフ・フレーバー」を除去・分離できる。一例としては、硫化水素(腐った卵臭)に酸化銅が反応して硫化銅(黒い固形物)と水が生じて、硫化水素が取り除かれる。

TOBERMORY DISTILLERY トバーモリ蒸留所(1980年代ボトル付属リーフレット)

所在地


トバーモリーの意味は「メアリーの井戸」


取水源は、ミニッシュ湖と周辺の湖から流れでるレチェグ川の支流のGearr Abhainn ギアー川


麦芽は外注で、フェノール値は、トバーモリー用 2ppm / レチェグ用 35ppm


糖化槽(マッシュタン)は鋳鉄製、蓋は銅製


発酵槽(ウォッシュバック)は木桶4槽。容量は25,000ℓ。                                            


蒸留器は4器。サイズは標準的なサイズで、初留器が20,000ℓ、再留器が18,000ℓ


型はボール(バルジ)型で、底部とネックの間に風船のような膨らみを持つ。                               


熟成庫は、限定特別品のための熟成庫を持つが、その他の熟成はディーンストン蒸留所の熟成庫で行っている。


1798年   地元の昆布商人John Sinclairが創業


1823年   税務署から蒸留免許を取得(酒税法改正の年で、グレンリベット蒸留所より1年早い。


1890年   John Hopkins & Co. が買収


1916年   Distillers Company Ltd.がジョン・ホプキンス社を買収


1930年 - 1972年 閉鎖


1972年 - 1975年 操業


1975年 - 1978年 閉鎖


1978年 - 1981年 操業


1982年  閉鎖


1992年  閉鎖中のトバーモリー蒸留所の操業再開および税金対策のために資金調達会社 The Spirit of 1992 PLC が設立


1993年 10年ぶりに操業再開。その際に蒸留した原酒のうち、150,000 litres を資金調達会社が保有し、その他の原酒と蒸留所を Burn Stewart社に£800,000で売却


1998年 調達会社の保有原酒の大部分をブレンダーに売却。20樽のHogshead樽原酒を残し、888本が瓶詰め販売された(ボトル名は、”Shareholders of Spirit 1992 ISLE OF MULL”)


2002年   CL Financial 社(トリニダード・トバゴ)がBurn Stewart社を買収


2003年   CL Financial 社が、Bunnahabhain DistilleryBlack Bottle ブランドを買収


2013年   現オーナーDistell (南アフリカ)がBurn Stewart社を買収

1980年代リーフレット 

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