アードモア ARDMORE 1999 vintage
コペンハーゲン路面電車シリーズ
bottled in 2009 for Juul's Vin & Spiritus by Ian Macleod Distillers.
Juul's Vin & Spiritus は Denmarkで最も人気の高いワイン・スピリッツ商。
デンマークの Svend Juul で 1926に創業。以来、大手資本に属さず、3代にわたり家族経営を続けている。
店舗をCopenhagenに移し、店舗には多彩で目を奪われる数々のウイスキーがあり、その100年近い歴史の中で築かれた絆により、人気が高く手に入れにくいボトルを数々リリースしている。
コペンハーゲン路面電車シリーズ(Tram series)
このボトルのラベルには、コペンハーゲンの路面電車番号8番列車の表示がデザインされています。
デザインは、デンマークのデザイナー Knud V. Englehardt 氏によるもの。
TEACHER'S HIGHLAND CREAMのキーモルト
創業者ウイリアム・ティーチャーは、1860年の酒税法改正によって、異なる蒸留所のウイスキーをブレンドすることが税務署によって認可されるとすぐに、ブレンドウイスキーの創造に取り組みました。それがこの HIGHLAND CREAM。
Cream というと、エリッククラプトン、ジャックブルース、ジンジャーベイカーのトリオによるスーパーバンドがすぐに思い起こされますが、意味は同じで、「最高のもの」「精髄」という意味。数多あるロックバンドの中の真のロックバンドという自負の込められた言葉です。ウイリアム・ティーチャーも同様に、自ら創造したこのブレンドウイスキーこそ、数多あるブレンドウイスキーの中で最高のものという自負が込められていたと思われます。その言葉に違わず、素晴らしいブレンドウイスキーの銘酒として、ウイスキー通に愛され続けています。
すでに1861年にグラスゴーと近郊の18のショップで販売を開始していましたが、商標登録は1884年。
モルトの比率は45%と当時のスコッチでは珍しい高配合率で、現在もその伝統は受け継がれているようです。1976年にウイリアム・ティーチャー&サンズ社はアライドグループの傘下に入り、2014年サントリーの傘下となっています。
Ardmore アードモア蒸留所 所在地
初留基、再留基とも4基ずつ、計8基。型はタマネギ型。熱源は、強力なボイラーを使って水蒸気で加熱するため、重厚な酒質となる。
発酵槽は、木製。
麦芽のピート燻蒸はミディアムで、フェノール値は、25 ppm。
ノン・ピート麦芽を使って製造される Ardlair アードレアは、0ppm。
ブレンドウイスキー Teacher's の主要モルトを製造してきたため、シングルモルトとしの販売は非常に少ない。
1898年 William Teacher の子 Adam Teacherが 蒸留所を建設
1923年 有限会社として組織改編
1955年 蒸留器を2器から4器に増設
1974年 蒸留器を8器に増設
1976年 Teachers社がAllied Distillersに吸収合併される。
2001年 石炭直火加熱蒸留からガス水蒸気加熱蒸留に変更(スコットランドで最後から2番目。最後は同系列の 2005年 Glendronach)
2005年 アメリカのイリノイ州Deerfield に本社を置く"Fortune Brands"の後援を受けたフランスのペルノ・リカール社がアライド・ドメックを買収、ティーチャーズ・ブランド(アードモア、グレンドロナック)とラフロイグを傘下にいれる。
2011年 Fortune Brandsが2つの会社に分割し、そのひとつ Beam Inc.の管轄となる。
2014年にはサントリーがジムビームを買収。現在、アードモア蒸留所はサントリーの傘下となっています。