商品の特徴
William Cadenhead
William Cadenhead と Robert W. Duthie、そして、ケイデンヘッド社の身売り
1858年にアバディーンで前のオーナーから従業員のウイリアム・ケイデンヘッドが1842年創業の会社を受け継ぎ、現在のCadenhead社がスタートします。
会社を1904年に引き継いだのが甥のRobert Duthie。
おじさんのCadenheadが蒸留所から調達した原酒をシングルモルトとして瓶詰していたのに対して、Duthieはモルトをブレンドすること(バッテドモルト)を試みました。
The Heilanmanと Putachiesideというバッテドモルトが発売されました。
Robert Duthieが1931年に帰幽した後、ビジネスは妹が受け継ぎました。
しかし、業界知識が無く、従業員任せで、その従業員も会社が保有する原酒の価値が判らず、また商業に疎いにもかかわらず、時代やウイスキー業界の売上動向に合わせて会社を変化させることを拒んだため、倉庫に原酒が一杯に貯まる一方となり、会社は借金が増えていきました。
ついに1972年オークション会社のクリスティに在庫処分の投げ売りfire saleをすることになりました。
借金は返済され、オークションで貴重なモルトを手に入れた愛飲家は大変喜びました。
そして会社は、スプリングバンク蒸留所を運営するJ. & A. Mitchell and Co.に身売りとなりました。
このようにして、ケイデンヘッド社がスプリングバンク蒸留所の経営となってから、発売されたブレンドモルトウイスキーおよびブレンドスコッチののMoidartが発売されました。
ケイデンヘッド社でかつてモルトのバッティングを試みたRobert Duthieの心意気を引き継ぎ、2000年の初頭まで、モイダートは販売されました。
SPEYBURN スペイバーン蒸留所
近隣蒸留所:グレンロセス、グレングラント
創業1897年 創業者John Hopkins & Co.(当時Tobermoryの所有者、のちに Obanも所有)
1916年 John Hopkins社は、DCL (Distiller Company Limited)に買収される。
1991年 Inver House Limitdが買収
2001年 Pacific Spirits が Inver House を買収
2006年 International Beverage (タイ国の企業)がPacific Spirits を買収、現オーナー
他に、スペイバーン、オールドプルトニー、アンノック、バルブレアのオーナー。
ブレンドウイスキー Catto's, MacArthurs, Hankey Bannisterを 販売中。
1897年の創業以来、初留器1基、再留器1基の計2基のみ。
麦汁をつくる糖化槽マッシュタンも伝統的な熊手付き、発酵槽ウォッシュバックも伝統的なDouglas Firダグラスモミの木製
冷却槽も伝統的な Worm Tub を使っている。
Worm Tub を使っているその他の蒸留所:Benrinnes, Cragganmore, Dalwhinnie, Edradour, Glen Elgin, Glenkinchie, Mortlach, Oban, Pulteny, Royal Lochnagar, Springbank (初溜のみ)、Talisker
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