商品の特徴
Glenfarclas グレンファークラス蒸留所(緑の草原の谷間)
Probably Speyside Finest Distillery
スペイサイドで唯一、スコッチのの伝統的かつ最適な熟成樽スパニッシュ・オーク・シェリーバット樽だけで熟成を続ける家族経営の蒸留所。
マッカランとの違いは、マッカランがスパニッシュ・オーク・シェリーバット樽だけの熟成から、多様な樽を使用する熟成へと変わっており、また、業界最大手の巨大企業エドリントングループとサントリーが経営しています。
家族経営のため、懸案事項についての決定を早く、柔軟に行えます。
そして、時代の好景気に便乗して、マッカラン並みに価格を値上げすることなく、驚くべき低価格でシェリーバット熟成シングルモルトを消費者に届けてくれています。
品質の面で最良であり、同時に、価格の面で低価格。この品質と価格の2点から、スペイサイドで最も優れた蒸留所(Probably Speyside Finest Distillery)と称されています。
★ スパニッシュオーク・シェリー樽だけで熟成を続けている唯一の蒸留所
グレンファークラスは、1990年ごろから、スペインのホセ・イ・ミゲル・マルティン社と契約し、調達している。
同社クーパレッジでは毎日85〜100個の樽がウイスキー樽として手造りされ、近隣のクーパレッジ3ヵ所でも、シェリー生産者だけのために樽を作っている。
スペイン北部と米国に製材所を所有しており、スパニッシュオークとアメリカンオークの2種類の樽を作っている。
スペイン産オークは12〜18ヵ月間、アメリカ産オーク樽板は3〜4年間空気乾燥される。同社は現在、6対4の割合でスペイン産とアメリカ産のオークを生産ラインにのせている。
グレンファークラスにはスパニッシュオークのシェリー樽だけが納品されている。
ヨーロピアンオークはアメリカンオークよりはるかに多孔質でタンニンが豊富。そのため、フィノ・シェリーは、アメリカンオーク樽で熟成される。
グレンフィディックのウイリアム・グラント&サンズとともに、スコットランドで数少なくなった家族経営の蒸留所。
グレンフィディックのWilliam Grant & Sons社は大企業となっており、グレンフィディックだけで年間1,300万リットル製造しているのに対して、年間製造量320万リットル。スコッチ最大のグレンリベットはその6.5倍。
名前の意味:GLENFARCLASとは、「緑の草原の谷間」という意味。
所在地は、スペイサイド中流域、クレイゲラヒとグランタウンオブスペイの中間。スコットランド最高峰BENRINNESベンリネス山の頂上から北西5km。
隣接蒸留所:Dailuaine の南東2.5km、Cragganmore の東北東5km、Allt-a-Bhainneの西北7km
年間製造量 320万リットル(100%アルコール換算)
水源は、英国最高峰ベンリネス山(標高840m)の湧水
麦芽のピートによる燻蒸はライトピーテッドで、フェノール値は1~3ppm
麦芽仕入元 マントン社とシンプソン社
1回の麦芽仕込み量(batch)は、16.5トン
糖化槽は、セミロイター式(糖化槽の中の攪拌用の回転翼が水平に回転し、垂直方向には変化しない形)
麦汁(wort)の透明度は、透明
ウイスキー酵母は、マウリ社製のクリーム(リキッド)タイプ
発酵槽は、木製の蓋の付いたステンレス製、容量41,500リットルが12槽
蒸留は、ガス直火 熱源は加熱ボール式
蒸留器は、バルジ(ボール)型 初留23,000リットル、再留21,000リットル 各3器ずつの計6器。
コンデンサー(蒸留液の冷却器)は、シェル & チューブ式
樽詰度数は、63.5%
熟成庫は、伝統的な地面から3段に積み上げるダンネージ式で5万2千樽を貯蔵
HISTORY 歴史
1791年 表にGLENFARCLAS DISTY 裏に1791と書かれている絵が蒸留所の観光案内所に掲げられている。背景にはベンリネスの山肌が見える。確証がないが、創業は1791年以前であった可能性がある。
1836年 ロバート・ヘイが自らの農場で蒸留所の営業をする免許を税務署から取得(1823年の酒税法改正から13年後)
1865年 ヘイ氏が逝去後、John Grantがサイドビジネスとして、Recherlich Farmとそこに在った蒸留所を買収。製造は地元の蒸留業者だったJohn Smithが行った。
1887年 アメリカにPure Old Glenfarclas‐Glenlivet(シングルモルト)を輸出、しかし、当時はシングルモルト製品化は事業の主体ではなかった。
1895年 Grant家とPattisonによる持株50%ずつの共同経営会社 the Grants and Pattison, Elder & Co.を設立し、蒸留所の経営を再構築し、Glenfarclas-Glenlivet Distillery Co.を設立。
1898年 Pattisonが破産し、Grant家が単独オーナーになる。
1952年 製造量の96%をブレンダーに売り、4%をシングルモルトとして販売していた。
1960年 蒸留器を2器増設し、4器に
1968年 後に"Glenfarclas105"と名称変更する、カスクストレングスのシングルモルトを業界で初めて発売
1972年 フロアーモルティング製麦法を取り止め
1973年 蒸留所に観光案内所を設置
1976年 蒸留器を2器増設し、6器に
1986年 創業150年記念ボトルを6,000本リリース。
2007年 Family Casks Selection 発売開始
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